射精の相手を誤った筒井康隆の勃起力
2017-05-02 Tue 08:06
 がっかりした。

 そう書いてみたが、自分の気持を表せているとは思えなかった。

 筒井は毒をはいたつもりかもしれないが、汚らしい。
 彼は、長嶺大使がまた韓国へ行くのは「慰安婦像を容認にしたことになってしまう」と書いたが、ぼくには「容認」という言葉が気になっていたのだった。
 役人用語だ。

“法律で、他人の行為をとめるべき立場にある者が、これを知りながらそのまま認めることをいう。
(『精選版 日本国語大辞典』から)”

 韓国へ出戻りしたのは大使だ。
 問題は容認したと同等の行為をした日本政府にある。
 であれば「射精し、ザーメンまみれに」すべきは長嶺大使であり、それを任命した岸田外務大臣であり、何より安倍総理大臣の面にぶっかけなければならない。

長嶺大使

 ぼくは役人ではないから、「容認」する資格もないが、一国民として慰安婦像を立てるのはやめてほしいと思っている。
 いつまでも過ちをとがめられるのにいらだつ。
 いささかうんざりもしている。

 そうであっても、銅か何かでできている慰安婦像と同等に、女性をモノとして観ていなければ吐けないTweetだ。
 
 一部は的を射ている。
 旧大日本帝国軍人の射精問題だからだ。
 そこをパロって欲しかった。

 荒んだ気持だけしか伝わってこない。
 パロディーにも毒にもなってない。
 それがざらっとした嫌な感触につながっていた。

 ぼくも六十九の老人だ。
 彼の年代の勃起力がどれほどのものか想像はつく。
 八十二になる老人がチンチンを振り立てて、慰安婦像をザーメンまみれにする狂態が可能ならぼくも見てみたい。

 「皆」のなかには本人も含まれているのだろうが、できないことを言い立てるのははずかしいことだと思う。
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北朝鮮は不倫妄言無能フリーの最強カード
2017-04-24 Mon 07:37
 拉致被害者の早期救出を求める国民大集会、めぐみさんの母早紀江さん(81)は「何もできなかった40年は国家の恥。」と切捨てた。
 TPPはトランプの一言で吹き飛んだ。
 アベノミクスにはもう誰も触れようとしない。

 多弁な籠池の口も、権力を総動員し封じ込めた。

 非常識な妄言をはき散らす閣僚たち。
 まともな日本語すら使えない法務大臣。
 重婚ウエディング、ストーカーする政務官。

 そんななか特筆できるのは、北に対する反応は歴代政権のなかで一番迅速であることだ。

 そしていつの間にかこの国は「美しい国へ」と変わろうとしている。

 もう一歩だ、テロ等準備罪が国会で上がれば、戦前の治安維持法時代も戻ってくる。
 PKOから一気に先制攻撃まで踏み込んだ。
 先に叩く、戦争を仕掛ける論議が公然とされるようになった。

 安倍政権は何もできなかったが、いつでも戦争ができる「普通の国」にはしてくれそうだ。
 
 ミサイル&核実験。
 北朝鮮カードがあるかぎり安倍政権の支持は盤石だ。
 南がご本尊の慰安婦像を持ち出せば、ゆれていた支持率はその都度補強される。

 それは民族的DNAだろうか。
 倭国・百済遺民の連合軍と唐・新羅連合軍が戦った663年(天智2年)白村江の戦い以来の、いや、それ以前の。
 これからも朝鮮カードが安倍政権をささえていく。

[資料]
 日刊ゲンダイは次のように伝えている。
“それだけではなかった。安倍政権の本音が出たシーンがもう一つあった。質問者が民進党の階猛議員から枝野幸男議員に交代した時のこと。政府の答弁があまりにヒドイので、委員長の許可を取った上で、2人が少々相談をした。それを見ていた自民党の土屋正忠理事が大声でこう叫んだ。
「あれは、テロ等準備行為じゃねえか!」
 野党議員2人が話し合っただけで、「共謀罪」に抵触するとドーカツした格好だ。怒った階が、「どういうことだ」と土屋氏の肩に触れると、自民議員が「手を出すな」「暴力だ」と大騒ぎ。ほとんどチンピラと変わらなかった。
 それにしても、2人が集まって話しただけで「共謀罪だ」とは、この法案の実態を表したものなのではないか。
 民進党の逢坂誠二理事はこう言う。
「人が集まって、何かを相談しただけで、テロ等準備罪のイメージを抱いている人がいるということです。恐ろしいことです。与党の本音が出たということでしょう」”
出所=安倍政権が法務委で次々“本音” 共謀罪の正体が見えてきた

 以上のやり取りは、youtubeで映像は確認できたが、音声は消去されていた。
“2017.4.21 衆院 法務委員会(午前)”

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核弾頭もサリンもいらない、原子炉建屋にノドン一発で日本は壊滅的被害
2017-04-20 Thu 17:30
 日本においては、原子力発電所の中に使用済み核燃料が保管され、日々蓄積されている。

 使用済み核燃料は最終処分場がきまらないまま、原子力発電所に設けられた貯蔵プールに留め置かれたままになっている。
 その実態をNHKスペシャル「核のゴミ”はどこへ〜検証・使用済み核燃料」は伝えている。

 さて、原子力発電所に設けられた貯蔵プールで、使用済み核燃料は時々刻々冷却されなければならない。

 冷却期間は30年以上にわたる。
 一度原子炉の中で核分裂連鎖反応を起こした「使用済み核燃料」は、冷却しつづけない限り放射能と熱を出し続ける。
 冷却しないかぎり核分裂連鎖反応は収束することなく、発電に適さないだけで「生きつづけている」のである。

 国内全17原子力発電所のうち、現在通常運転中の原発は川内原子力発電所の1、2号機と伊方発電所の3号機だけだが、稼動していないからセーフティーではない。

 ポイントは、spent fuel pool(使用済み燃料プール)の設置されている場所である。

「原子炉内」という誤ったイメージをまずは払拭しよう。

 spent fuel pool(使用済み燃料プール)は堅固な格納容器に納められているのではない。
 福島原発事故で生々しい映像が残っている、あの水蒸気爆発で吹っ飛んだ原子炉建屋に格納容器とともに併設されている。
 破壊された建屋のペラペラな構造を見ているだろう。


 野ざらしではない。
 しかし、あの建屋が唯一の防護である。

 これに北朝鮮が実戦配備するノドン(準中距離弾道ミサイル)、ムスダン(中距離弾道ミサイル)が着弾すればどうなるか?
 原発攻撃のリアルについては、以下を参照してもらい先に進もう。

 原発の即時全面廃棄なくして日本国の安全保障は成立しないー3.10は3.11の歴史的前提ー

 イスラエルの原子炉空爆がもたらした新「核」攻撃時代

 政府機関で原発攻撃による被害について研究はされているが、隠ぺいされてきた。
 研究の報告は以下のとおりだが、最悪のシナリオ「原子炉の直接破壊」については分析困難としている。

 北朝鮮と開戦してもアメリカ本土は傷つかないだろう。

 壊滅的で予測のできない被害に直面するのは韓国、日本国民である。

*クリック拡大 

被爆死最悪1.8万人
出所=東京新聞 平成27年4月8日朝刊

原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省
出所=朝日新聞デジタル「原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省」
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忖度は官僚の器量、それとも堕落?
2017-04-18 Tue 09:59
 受験のため仕立てたにわかか英語力だから、ニュースペーパーのリードをあらかたつかむのがせいぜいだ。
 詳細やニュアンスとなるとまったく当てにならない。
 それでも訳本に記された原語を手がかりに考えをめぐらすことは有効な読み方だと思っている。

 マーヴィン・ミンスキー『心の社会』〈安西祐一郎訳、産業図書1990/7)は、人工知能の構想を手がかりに思考の本質に迫るチャーミングな著書だ。
 
 章、節などのリード部分にさりげなくウェブスター大辞典の定義がいくつか記されている。
 本格的な辞典は図書館で引くのが精々で、ウェブスター大辞典は手にとったこともない。
 いつかは『日本語大辞典』を用意したいと思うが、もっぱら電子辞書に付加した『精選版 日本語大辞典』を利用している。

 考えることをそこそこに、手軽にすまそうとするのである。

 こんな引用があった。

“官僚制[名詞] 役人たちが柔軟性のない形式的手順で管理する諸部門により政府を管轄する統治形態。”

 そこで、一つはMERRIAM-WEBSTER DICTIONARYを引いてみた。
“government characterized by specialization of functions, adherence to fixed rules, and a hierarchy of authority
「機能の専門化、固定された規則への順守、 権限の階層によって特徴付けられる政府」”
とある。

 日本語辞書にも当たったが、筆者には前者が出色に思える。

 筆者が関心したのは「柔軟性のない形式的手順で管理する」という箇所だ。
 ウェブスター大辞典(何版かも分からない)で確かめていないから推測になるが、
 “inflexible”、“formal”といった単語が使われているのだろう。

 “formal”だが「形式」と受け止めてしまうと、ニュアンスが薄まる。
 式典とか儀式をイメージしたい。
 「右足を踏み出したまさにその時左腕をふりださないとならない」といったように、ガチガチに厳格であることが要求されている。


 そんなイメージだ。

 “inflexible”がそれを補強する。

 なぜこんな面倒なことを考えるにいたったか。

 あっという間に下火になったが、森本学園疑獄事件が巻き起こした「忖度(そんたく)」にあった。

 この問題を考える視点が定まらなかった。

 「忖度」を計測する基準がないからだ。

 役人の答弁はおもしろくなくていい。
 事実、データ、資料を開示すればいい。
 忖度できない、“inflexible”で“formal”であることが官僚の矜持だろう。

 2014年(平成26年)5月30日に設置された、審議官級以上の幹部職600人の人事を決める内閣人事局の問題はここでは省略する。
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行きはよいよい帰りはこわい、日銀が口をつぐむ出口戦略
2017-04-13 Thu 17:02
 一つの質問を発するのですが、質問自体とても難しいことですね。

 質問の要点がしっかり述べられているかどうか、質疑を検証するにはまずは質問が適当かどうかから検証する必要があります。

 10日の衆議院決算行政監視委員会民進党の原口一博議員の質問に、日銀の雨宮正佳理事が次のとおり答弁しています。

 下段YouTubeの2:48〜4:30です。

「長期金利が仮に一%上昇した場合日本銀行のバランスシートどうなりますか。」

「昨年2016年9月末時点における長期国債の保有状況を前提としまして、
仮にご質問にありました長期金利が一%、いわゆるパラレルシフトともうしますか、
イールド・カーブが全般にわたって1%上昇した場合の時価総額の減少幅を計算いたしますと、
マイナス23.8兆円程度という計算になるということであります。」


 下段にあるように、日本国債の金利データから、イールドカーブを描いてみました。

 イールドカーブとは〈横軸に残存期間、縦軸に利回りをとり、残存期間が異なる複数の債券の残存期間と利回りの関係を表した曲線のこと=財務省の定義〉です。

 では、原口議員の仮定した長短金利の全般的上昇、イールドカーブの上昇する発火点、トリガーとなるのは何でしょうか。

 筆者が質問の矛先を向けてほしかったのは、「仮定した長期金利上昇」が何によって引き起こされるのか、イールドカーブをコントロールできなくなる臨界点の問題です。

 先取りすれば、それは黒田日銀総裁の「沈黙」のなかにありそうです。

 日銀は、昨年9月21日の金融政策決定会合で「2%物価安定の目標」を早期に実現するため、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入することを決定しました。
 二つの柱があります。
①長短金利の操作を行う「イールドカーブ・コントロール」
②インフレが2%を安定的に超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」

 日銀は、これまでの「量的・質的金融緩和」は実質金利低下の効果により経済・物価の好転をもたらしたと「総括的検証」し、そして今回導入の「イールドカーブ・コントロール」によってさらにこの実質金利低下の効果を追求するのだといいます。

 1月末時点の日銀の国債保有残高は約358兆1977億円。同じ1月末時点の国債の発行残高(約894兆3357億円)に占める日銀の保有割合は初めて4割を超えています。

 腹一杯にため込んだ、日本国債を吐出す(売却)ための段取りが出口戦略ですが、「検証」では沈黙をきめこんでいます。

 残念な事に野党もその問題点に充分切り込めていません。(原口議員も)

 日本国の財政リスクをひとえに身一つで抱え込んでいるのが日銀の現在の姿です。

 日銀に国家財政リスクが集中しているのです。

 日銀は長期国債を高値で大量に買い入れてました。
 いずれかの時点でこれを吐出すと、安値で売却する、ないしは保有国債の利回りを上回る金利を超過準備に払わなければならないでしょう。
 日銀が巨額の損失をこうむれば、最終的には国民に負担が圧しつけられます。

 つまり、財務省のキャリア官僚はしらっと答えていますが、一%の金利上昇ですら日本国の利払費用が雪ダルマ式に増える脆弱な実態にある、という点が最大のポイントです。

 国債は日本国一国でまかなっているから、ギリシャとは違うという的外れな議論に流される事なく、この問題に正面から向き合う必要があります。

 グローバル経済においては何がトリガーのトリガーとなるか誰にも分かりません。

 一番弱い所をついてくるのがグローバル・マーケットの本性です。

 この国の脆弱性が日銀出口戦略への移行時に存在するという事実を認識することです。





イールドカープ

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1.データ出所=日本国債の金利データ
2.利回りイールドカープと、1%シフトのあいだの面積(積分)が「含み損」となる。
3.データから筆者がExcelで作為した。
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