今でしょうか?
2015-11-04 Wed 10:21
キーボードが刺さらない。
「ー」と「ろ」を打ち込んでも、無反応で、表示されない。
リスタートしたら解消されたが、お化けのようで今日のスタートは感心しなかった。

たった二文字が表示されないだけで、思考がストップしたように感じた。

ましてネット空間にアクセスできなくなったら、パニックになるだろうと想像がふくらんだ。

たとえば車中の人たちだ。
目の前をほとんど見ていない。
そこにはありふれてはいるが、確実にどこか違った現実が進行している。

「前の車両は玉川学園で気分を悪くした乗客をおろし終わり今発車したところです。町田には5分遅れで到着する予定です。」

人々が見入っているのはネットだ。
目の前の現実よりもネットにあふれる情報に強く依存している。
強烈にネットに同期している。

ネットにアクセスできなくなったらどうだろう。

いかなるパニックが起こるだろう。

そう考えながら、手元の文庫を開いた。
今に刺さらなくても(アクセス)不安はない。
そこには歴史という検証によって、インテグレートされた知恵が待ち受けている。

じっと文字に目をこらせばいい。
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清算できない最後のアナログ・スタイル
2015-07-11 Sat 11:42
旅行に行く、あるいは火事や災害時にもち出すモノが一つだけある。
USBだ。
デジタルを持ち出す。

100%習慣化しないといけないと思っているが、日帰りなどの折りにはつい忘れている。

実務的な意味合いが強い。
これがあれば次の日から再建に取りかかれる。
何もかもとはいい切れないが、ほとんど必要なデータは数十グラムに貯蔵してある。

原本は消失してしてしまっても、データが残っていれば再生ができる。

生活が再建できる。

Excelという便利なツールが一覧化を助けてくれる。
日々変化し、生のままではまとまりのないデータを常日頃からメンテナンスしないといけない。

今でこそすべての作業がデジタル化したが、二十五年かかって手に入れたスタイルだ。
というより二十五年過ぎ、身についたのがデジタル生活だった。
デジタル生活のスタートにあったは、Macintosh SE/30とフロッピーディスク。

世界はアナログ。

デジタルは記号と記号化規則。

すべてを再現できるわけではない。
ワープロ・アプリの進化の過程でアレコレと乗り換えたため、アクセスできなくなったデータ群が存在する。
記号は残っているが、規則が変遷し、致命傷になった。

今ではもっぱらエディターを基本に使っている。
テキストは不変だから。
Excelは息の長いアプリだから、まさか無くなる事はないものと信じ、使いつづけている。

MacにはTime Machineが装備されていて、HDに自動で同期されるが、これとて安心できない。
クラウドに保存すれば?
個人データをセキュリティーフリーに保存する事に疑問をもっている。

で、どうしても最後の最後で、USBの持ち運びと言うアナログ・スタイルだけは清算できないでいる。
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壊れたテレビは直さない
2015-06-11 Thu 15:35
若者は老人がなくしたもののほとんどすべてを持っている。
老人が持っているのは、年金と財産所得ぐらいのものだ。
財産所得とは、金銭・有価証券・土地・建物などの資産を所有・運用することから生じる所得で、利子所得・配当所得・賃貸料所得などだ。

したがって働き稼ぐことのできなくなった老人はそれにしがみつくのである。

しかしバブル崩壊以降財産所得は減るばかりで、同時期若者が就職難にあえいだように、これを所有する老人層は伸び悩む収入に首を傾げてきた。

1,991年バブル絶頂期、家計が受けとった財産所得はピークをむかえ、38兆円に達していた。
これが直近の2,011年には、12.1兆円と激減している。
往時の31.8%にすぎない。

この国は若者も財産が生み出す果実もともにないがしろにすることで生きのびている。

さて若者には培われていない、老人のもう一つの特性がある。
長期的な見方をできるようになる経験を積んでいることだ。
もちろん老人にもよるだろうから、長期的な見方を養い、チャンスを生かした老人をとりあげよう。

1,986年から1,991年のバブル景気で数倍増した土地資産。
ピーク時をこれを売って逃げ切ったのは約60万人、働き手の0.9%だという税務データがある。
ペーパーで計算された「含み益」ではない、バブルの果実を実際にもぎ取った人たちの実績データだ。

ピンポイトンで当てた人たち以外にも、バブル崩壊過程のなかで、売りぬけた人たちもピンポイント・ヒットマンの仲間に加えてみることができそうだ。
おおよそ1,998年までに売りぬけた人たちも含めよう。
1,991年から1,998年頃に土地や株を現金・預金に移転し、もぎ取った果実ー高度成長期の蓄積ーが、今日の余裕層(富裕層)の資産形成の基礎になっていることは余り意識されていない。

それでも働き手の4、5%といったところだ。

彼らは何にすぐれていたのだろう。

確実に言えるのは、長期的に日本の経済、社会がどうなるか、そのことに目をこらしていた。

長期的な見方をすることで、目先の変化や変動にとらわれない。
長期的な見方にたつことで、認識の精度を高める。
決断の確実性を保つ。

実行にゆらぎをもちこまない。

長期にわたり影響を与えるのは何か。

たとえば毎日毎日ニュースを追っているときっと長期の見方はできなくなる。
壊れたテレビは直さない。
買い替えない。

結論が出るのは十年後二十年後だ。
長期的な作業に取りかかるのだから、短期的を排除して何の支障もない。
そして、それが一番できないことだ。
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ソーシャルメディアなんていらない
2015-05-09 Sat 14:00
気づかないだけかもしれませんが、公衆電話を見かけることもなくなりました。
進歩は後戻りしません。
いつしか携帯なしには生活ができなくなっています。

iPhone4をまっ先に取り入れて三ヶ月で捨てた実績があります。

ガラケーへ退き、後戻りし今は安住しています。

Facebook、Twitter、LINE、それらソーシャルメディアは進化したコミュニケーション手段のようには見えますが、装いはともかく日本人の群れる習性を助長してるようで、いささか関わるのが面倒に思えます。
LINEでいじめ、「村八分」は笑えない現実です。
ソーシャルメディアがつくり出すコミュニティーが、現社会と比べどれだけ斬新なのか、疑念をもちます。

つながる意味が希薄であれば、つながっていることが自己目的化したソーシャルメディアは煩雑です。
いつでもつながるということが人と人とを結ぶのか、いささか疑問になってきます。
負け惜しみのようですが、数千万人、数億人とつながる必要はありません。

達成された利便性は技術のたまものですが、かえってみんな孤独になったような気がしています。

メールは今となっては手放せないツールですが、つながっていたい人とつながるための目的を果たすからです。

それらが生き残っていくツールなのか、淘汰され消えていくのか。

紙の日記をパソコン日記に移行して二十数年になります。
何かが付け加わったことは確かてす。

週明け旅に出ます。
木曜に一度帰宅し、土曜日までまた旅します。
読みかけの唐木順三『無常』とクリストフ・コッホ『意識をめぐる冒険』、それに短編小説集を一冊持っていきます。

27インチのiMacでも不自由を感じることがありますから、ノートパソコンは持っていきません。
ネット生活をゼロにし、ノートとシャープペンシルのアナログ旅です。
ゼロは新しい見方を産み出してくるかもしれないと期待しながら。

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ブログ活用術、コピペでつくる研究ノート
2015-04-23 Thu 11:27
如庵(じょあん)についで、待庵(たいあん)を調べた。

日本建築学会編『日本建築史圖集(昭和38年改訂版)』には見開き2ページに八ヶ所の茶室といっしょにのっているが、いかにも小さな写真一枚。
鈴木嘉吉・工藤圭章責任編集『妙喜庵茶室[待庵] 不滅の建築 (9)』なら遺漏があるはずもない。

[目次]
孤独に沈思する庵 宮尾登美子
利休が築く珠玉の小世界 早川政夫
山崎の里と妙喜庵待庵 武田武延
妙喜庵茶室[待庵]の年表
「茶室」所在地図
鑑賞のガイド
カラー図版説明

これに巻頭から三十四ページにわたって、専門家による待庵写真が掲載されている。
茶室の材料や構法、納まり詳細図なども手元の資料で十分調べはつく。
藤森照信『藤森照信の茶室学 日本の極小空間の謎』には利休茶室にまつわる歴史的背景と二畳へと収斂していく成立過程も描かれている。

充分ではないか。

なのにGoogleでざっくりネット検索は欠かさない。

取捨選択は後々頭内ですればいいので、URLをとにかくブログに貼付ける。
誰のためでもない。
これは自分のための研究ノートであり、学習ノートだ。

さまざまなる視点からの写真。
専門家のそれではない、まったく「彼」のユニークなる視点から撮られている。
興味の置き所もしかり。

茶室拝見 妙喜庵 待庵
もう一歩深く知るデザインのはなし 茶室×光
二畳の茶室 - 待庵
侘び
待庵
賀正 & 建築見学会
日本の建築技術の展開-18・・・・心象風景の造成・その3:妙喜庵 待庵
日本の建築技術の展開-18 さらに補足・・・・左右非対称の屋根はなぜ?
千利休・茶室の謎>を古本屋で見つけて読む。事実と伝説は違うよう
一期一会の空間
雨の国宝茶室「待庵」へ - Tai-an & Myoki-an in Ohyamazaki, Kyoto pref.
『国宝 待庵 を見る』。
床の間 考-2 (補足・「日本家屋構造」-9 )・・・・ 「用」とは何か
如庵 (犬山・有楽苑) をみてみる
『茶席の天井高 国宝待庵〜残月亭等』
実例集 二畳
待庵、不審庵・深三畳台目・澱看席にみる興味深い共通点と研究課題
田園調布の住宅 
国宝のお茶室



妙喜庵茶室[待庵] 不滅の建築 (9)妙喜庵茶室[待庵] 不滅の建築 (9)
(1989/02)
鈴木 嘉吉、工藤 圭章 他

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