空虚なり集団的自衛権
2014-03-08 Sat 13:06
日本が核攻撃をうけても米国は核報復はしない。

これがアーサー・ウォルドロン(ペンシルベニア大学教授)のアメリカ国立公文書記録研究の「成果」だ。
衝撃であった。
が、論理は立つ。

しごく当然の論理的帰結でもある。

米国が日本のために報復すれば、米国は再報復を受ける。
自国民が死傷する。
自国が壊滅しかねない。

論理で考えれば、やるわけがない。

それをX国としよう。
まず、Xに北朝鮮を入れよう。
やられればほぼ日本は終わる。

Xに中国を入れよう。
以下同文。

アメリカは核抑止力を持つ。
日本は違う。
ない。

同盟国である米国が核抑止力をもっているから、日本にも抑止力が効いていると考えているなら、それは期待以上の重みは持たない。

日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約がある?

それには「締結国からの1年前の予告により一方的に破棄」出来ると規定されてある。
薄紙のような同盟に乗った、紙舟のような存在。
やられてもやり返す抑止力がない。

やられたら終わる。

集団的自衛権の論議はむなしい。

核抑止力を持たない国のあがきだ。
不毛な論議だ。
北朝鮮のあの指導者ですら、分かっている。

隣国と深刻な「歴史認識問題」を抱えているのだから、ご近所さんに集団的自衛権の相手はいない。
まさか、隣国とはいえない、数千キロ遠方のX国を当てにしているわけではないだろう。
つまり米国しかない。

日米同盟を強化するための集団的自衛権は、米国からすれば、抱きつき心中のようなものだ。
同盟関係を切れば、集団的自衛権があろうがあるまいが、米国にとっては清算できる関係にすぎない。
なんと空虚だ、集団的自衛権。
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