黒田の異次元金融緩和はクモの糸
2013-06-11 Tue 15:39
日銀のボスに就任した黒田の「異次元金融緩和」の効果を、データが打ち出している。
日銀の公表する、主要時系列統計データ表(月次)「実質実効為替レート指数」だ。
指数は、円の実力を計算したものだ。

これによると2013年04月の実質実効為替レート指数は86.86。

実質実効為替レート指数[2010年=100]
1


実効レートは数字が高いほど円高を示し、低いほど円安になっていることを表す。
つまりは円安に振れた。
彼はうまく円安誘導の軌道にのせたように見える。

しかし「異次元金融緩和」は黒田の専売特許ではない。

“金融緩和の「ドミノ」が世界に広がっている。先週タイの中央銀行が7カ月ぶりに利下げ。今年に入って緩和策をとった中銀は30に迫る。欧州中央銀行やオーストラリア、韓国、インドは知られるが、グルジア、ハンガリー、ケニア、モンゴル、スリランカも名を連ねる。”
(日経2013/6/2「世界中で金融緩和でも鈍る物価上昇」

“世界的に金融緩和政策が奔流となっている。米国の QE3(第 3 次量的緩和政策)は継続中であり、日銀の「黒田緩和」が世界のマーケットにイン パクトを与えたのは御承知のとおりだが、直近だけでも以下の各国中銀が 緩和政策を発動している。
(中略)
等々といった状況だ(5/9 時点)。先進国の 3 極たる米国、日本に続い て、ECBが追加緩和に踏み切った意味は大きい。
(藤戸レポート『世界的な金融緩和策の奔流』

黒田は叫んでいる。

なにを叫んでいるか、耳をすます。

“大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。お前たちは一体誰に尋いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚きました。”
(芥川龍之介『蜘蛛の糸』)

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