黒田日銀総裁の「期待」ーモノが安くなる物価期待を逆転するー
2013-04-05 Fri 10:05
3枚のパネルをテーブルにかかげた。
ペンで数字を、グラフを、文字を指し示しながら、黒田日銀総裁自らがプレゼンする。
お役所スタイルを捨て、国際金融実務家の顔を全面に打ち出した。



「物価安定の目標は2%、達成期間は2年」と目標は明確だ。
「マネタリーベースは2倍」「国債保有額・平均残存期間は2倍以上」と手段はさらに明りょうだ。
「マネタリーベースの目標とバランスシートの見通し」を見れば、全容がつかめる。

*クリックで拡大表示

1

いささか明りょうとはいえないのは「期待」の文字だ。
こうした手段を使って、働きかける相手は企業・家計の「期待」である。
彼はこういう。

「市場・経済資産に対する期待を抜本的に転換させる。」

2

出典=実体経済に緩和届くか 波及ルートは3つ 消費・投資一斉後押し

『アベノミクス 積極財政を」 クルーグマン教授に聞く』が「期待」を理解する、手がかりになるだろう。

―そもそも日本のデフレは何が原因ですか。
 「日本はバブル崩壊後の対応が遅くデフレが物価期待に染み込んだ。人口構成など実体経済の問題は、デフレが必然という理由にならない」

今日より明日の方が物の値段が下がるという「期待」がしみ込み、身についてしまったから、デフレが定着した。
だから期待を逆転させればいい。
これも明確だ。

斜にかまえず、結果を見守りたい。

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