近所のお父さんがイギリス人を連れ見学に来てくれました。
お金持ちは別格ですが、イギリスの庶民は50㎡ほどの「小さな家」で暮らしているそうです。
だから興味があったのでしょうか。
一日すごしたのは、完成後はじめてです。
ぼくが見つけたのはとにかく「明るい」ということでした。
初めから「想定」してはいたのですが、うまくいったようです。
[撮影時間 9時27分 上・2階リビング 下・1階寝室]
成功したのはプランが機能しているからです。プランの中心にした中庭が決め手であることははっきりしています。
陽光をみちびきます。
天空光と風をさそいます。
けれどそれだけでは不十分でした。
いくつか建築的な仕掛けをしています。
リビングは中庭を介して、南側の寝室より55センチ高くなっています。
スキップフロアーです。
そのために陽光がより深く部屋に差し込みます。
中庭の南側にはテラスをもうけました。
壁はなく、手すりはガラスです。
風も光も透過します。
テラスにはやや低めの屋根をつけました。
物干の意味もありますが、夏の日差しをさけ、冬の日差しを引き込みます。
冬至と夏至の日との南中高度の差は46.8度ありますから、これを利用しました。
またリビングには二つの吹抜け、窓をもうけたことです。
天空光がしっかり部屋に入ってきます。
もう一つ、窓を45度にふることで、南からの陽光を長い時間受け止めることができたことです。
明日もたくさんの人に見に来てほしいものです。


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