人生は複利計算で考える
2013-02-12 Tue 16:16
勝間和代『ニュースの裏が読める思考のフレームワーク32 』の次のフレーズが一人歩きしている。
「毎日自分の行動を0.2%改善すると、明日の自分は1.002%になり、これを365日続けると2.073%になる。つまり毎日0.2%ずつの改善するだけで、1年後に2倍の変化を達成できる」

それにしても一年で能力を倍にできれば驚異的だ。

が、単利計算だとこうはいかない。
出発点の能力をA、成長率をr、期間t の場合、能力アップは次式で計算できる。
A + A× r × t = A(1+ rt)

これでは一年後2倍に能力を高めることはできない。
複利ではないからだ。

さて、複利計算をするならもう少し現実的な数字でするといいだろう。
1年に10%ずつ能力をアップさせる。
これなら複利計算でも納得がいくというものだ。

で、どうなるか。
単純に毎年10%ずつ能力をアップさせていくケースと、能力アップを意識化して複利で伸ばしていくケースとを比較してみよう。
5年後をくらべてもさほどの違いは出ない。

単利は複利を近似する。
すなわち、複利≒単利。
複利で努力するようなことはバカげて見える。

「たいした違いはないじゃないか。」

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とごろが五十年後はどうだ。
単利だと6倍にしかならないのに、複利だと117倍になる。
努力は報われる。

人生は複利計算のように明快で、しかも結果は深遠に見える。

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