さらに遠くへ飛ぶには、助走しなければいけない
2012-08-12 Sun 12:50
映画『チャーチル 第二次大戦の嵐(原題:Into the Storm)』

「絵を描きなさい。」
「描き方を忘れた。」
「一度おぼえたことはできます。水泳にしても自転車にしても・・同じでしょう。」

選挙の、政務のわずかに開いたすきまのような貴重な「日常生活」。

二十四時間政治漬けでもがいている夫をたしなめる妻。

戦時中、首相であり、かつ国防相を兼務したチャーチルは十八万キロを旅したという。

妻がいう。
「彼はバスに乗ったことがない。地下鉄に乗ってなかなか地上にでられなかった。」
政治家以外にできることはなかった。



天職。

ナチスが欧州全土を制圧、イギリスは孤立した。
1940年から1945年、イギリス戦時内閣の首相サー・ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチル(1874年~1965年)。
それは彼が65歳から70歳の頃だ。

政治家に定年はない。
必要とされ首相になった。
命令の前に横たわるのは、過酷な決断を下すこと。

政治家同様、自営者にも定年はない。

そう映画を読み替えてみた。

バーベルとダンベルを捨てたが、バランスボールを使えるようになった。
ドラフターを廃棄したが、パソコンでCADをつかって製図するようになった。
つかった食器を洗い、ついでに調理をおぼえた。

P・F. ドラッカー『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか』 (ダイヤモンド社、2000年07月)、
「人生をマネジメントする」で次のように述べている。

“しかし、第二の人生をもつには一つだけ条件がある。本格的に踏み切るかなり前から助走しなければならない。” (P.212)

四十代の最後の年、仕事をストッブし、大学院へ行った。
建築を学び直した。
今思えばそれが助走ということだったのかもしれない。

来年三月65になる。
第二の仕事は、第一の仕事(現役)とは何が違うのか。
何が待ち受けているのか、楽しみにしたい。


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
(2000/07)
P・F. ドラッカー

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