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読書の呪縛、読書からの構築
2012-07-09 Mon 09:23
読書は格別の楽しみが数々あるものだと思います。

本をよんでいて、ある箇所にきて昔話をきいているような気分になることがあります。
今日でも聞き覚えるのある、心を動かされる話です。
「」で引用されている事柄は、今日に影響を与えつづけている決定的な出来事だと伝わってきます。

この引用注に載せられてある本文にさかのぼって、調べてみるのも大いなる楽しみです。

大森荘蔵さんは、引用注の極端に少ない学者だといわれています。
『知の構築とその呪縛』を読むのは、三度目になるのですが、ようやく引用注に当たってみようという余裕ができてきたようです。
といって、全章に当たるものではありません。

僕が着目しているのは、次の四章です。

6.略画の密画化、不可避の過程
7.密画化と数量化
8.密画の陥穽―物の死物化
9.感覚的性質のストリップ

彼の問題意識はこうです。

“(省略)わが身を含んで全世界が「死物」の一大集塊となる。人間の存在もその常為も、この死物の中にあっては何の人間的意味も持たない。道徳行為も芸術活動も、放射能崩壊や惑星運動と同様にまったく無意味な死物運動に過ぎない。こういう見方が現代科学が与える世界描写なのであり、現代に生きるわれわれに巣食う不安の根源であって、それに較べれば流行の自然破壊や脳死その他の生命倫理は取るに足らないようにみえる。(P.9)”

大森は、「外なる(肉体を含んでの)死物自然と内なる心の分離隔離、それが近代科学がもたらした現代世界観の基本枠組み(P.14)」だと捉え、「実はこの現代の世界観はおかしい」のであると断じ、その誤りは近代科学の出発点である「ガリレオとデカルトP.15)」によってなされた、とするのです。

僕が準備できたのは、次のテキストです。
ガリレオ
・『新科学対話』・『天文対話』・『星界の報告』・『偽金鑑識官』・『太陽黒点にかんする第二書簡』
デカルト
・『哲学原理』・『省察』・『精神指導の規則』


知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫)知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫)
(1994/07)
大森 荘蔵

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