気温と読書と集中力
2012-05-15 Tue 08:40
朝方十度以下の日が何日かあった。
日曜とその前々日の金曜だ。
「寒い」とは、四月初・中旬の気温に引き戻される事で感じているのだろう。

今日は曇り空だが、寒暖を意識しない。

今日のような中途半端な日はかえって読書などには集中できないものだ。

今月は六冊目になるが、集中力と気温との因果関係はよく分からないはずなのに、「寒い」が記憶されるからそう思い込むのだろう。

翻訳の善し悪しを判断する能力はないが、高村夏輝さんが翻訳されたバートランド・ラッセル『哲学入門』(筑摩書房、2005年03月)は読みやすかった。
原註はもちろん、訳注が詳細に書き込まれている。
前書き、ドイツ語版への序文、参考文献と一つとして端折っていない。

ジョン・スコルプスキと訳者の「解説」もうれしいが、索引がしっかり付けられており、後々辞書のようにつかえる。


哲学入門 (ちくま学芸文庫)哲学入門 (ちくま学芸文庫)
(2005/03)
バートランド ラッセル

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ドラ・トーザン『生粋パリジェンヌ流スタイルのある生き方』の内容は、女性の恋愛、ファッション、仕事。
本屋で『日経WOMAN』などを立ち読みしていると、異姓から変な視線を投げかけられるが、文庫本だと表紙も小さいから気にされない。
こんな記述が参考になる。

“そもそも、フランス女性の普段の着こなしは質素。なのになぜおしゃれに見えるのだろうか?
・・・(中略)。セーターもパンツもコートもすべてシンプルにまとめつつ、鮮やかな色のマフラーやスカーフなどを差し色に使う。(P.84)”

女性だろう?と云われそうだが、ネクタイにかぎらず、差し色は応用できるはすだ。

六十を超えてから、白・黒・グレー・紺以外の色物を着るようになった。
周囲はあきらめたのか、何も言わなくなった。
ぶざまな失敗をかさね、少しは身についただろうか。

それにはそれをまとう肉体、とくに歩き方が大事。

“パリジェンヌは歩き方にも気をつけている。
美しい歩き方は、ピンと背筋を伸ばし、真上から糸で引っぱられているように大股でなるべく膝を曲げずに歩く。(P.108)”

歳を重ねたのだから、若さを取りもどそうなど浅ましいことは見切って、かっこいいおじいさん、おばあさんになろう。

“フランス人、とくにパリジェンヌは歳を重ねるごとに美しくなる。肉体的に衰えることは否めないが、フランスでは若いというだけで女性がもてはやされることもないし、年齢を重ねた女性は社会全体からリスペクトされている。(P.167)”

今年の夏の日に読む本を思いめぐらしたが、想像できなかった。


生粋パリジェンヌ流スタイルのある生き方 (ヴィレッジブックス P ト 1-1)生粋パリジェンヌ流スタイルのある生き方 (ヴィレッジブックス P ト 1-1)
(2004/03)
ドラ・トーザン

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