-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
2012-04-16 Mon 07:53
政府は昨年12月16日に原発事故収束を宣言しましたが、アーニー・ガンダーセンは収束どころか、深刻で重大な事態を抱えたまま事故が進行中であると指摘しています。
第一のポイントは、四号機の使用済み核燃料プールです。 “四号機の使用済み核燃料プールは、今でも日本列島を物理的に分断する力を秘めています。(P.73)” どういうことか、彼のいうことに耳を傾けましょう。 「四号機の使用済み核燃料プールの火災や連鎖事故でまったく制御が利かなくなる(P.186)」事態から一歩も抜け出せていないからです。 過酷な被曝環境の中で作業が継続されていますが、水素爆発によって損傷したプールは、鉄骨の支柱補強によってかろうじて倒壊をまぬがれています。 度重なる余震によって、わずかにプールに穴があいて水が抜ければ、使用済み核燃料は発火し、放射能をまき散らすことになります。 その被曝環境は即死に近い水準に達しますから、すべての作業を放棄し、撤退せざるをえなくなります。 それはただ一機、四号機からの撤退ではありません。 一号機から六号機にいたるすべての原発から、福島第一原発からの撤退を意味します。 冷温停止のために行われていたすべての作業が止まります。 一号機から六号機はどうなる。 彼は結果だけをひと言で示したわけです、「今でも日本列島を物理的に分断する力を秘めています」と。 リスク分散の原則は無視されました。 「卵をひとつのかごに盛らない」 原発における大規模集中集積型システムは、危険をも最大限に増幅するメカニズムでした。 現況は以下のとおりです。
スポンサーサイト
|
| 三保小次郎日誌 |
|