4つの顔ー『僕は君たちに武器を配りたい』ー
2012-01-14 Sat 18:33
帯に「20代が生き残るための思考法」とあります。
“本書は、これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非常で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。”
これは「はじめに」において、筆者が真っ先に書き付けた言葉です。

wikipediaによれば、「コモディティ化は、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである。」

コモディティ化の影響をもっとも受けるのは、これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者(労働力としての)です。

いわゆる士族(医師、弁護士、会計士)とよばれる、有資格者も例外ではありません。

彼らもまた廉価(れんか)します。

筆者は断言します。
“コモディティ化した市場で商売することの最大の弊害は、徹底的に買い叩かれることにある。”(P.32)
コモディティ化を促進するのはグローバル化です。

1989年11月、ベルリンの壁崩壊とともに、社会主義と資本主義に分裂していた二つの地球が真に一つになりました。

文字どおりのグローバル化です。

競争相手は○○国大や××私大ではありません。
インドの新卒者でしょうし、ブラジルや中国の若者たちです。
東大で、日本で1番は世界で1番であることを保証しません。

処方箋は出ています。
“今後は、個人レベルでビジネスモデルを変える、または新たなビジネスモデルを作り出す、ということに挑戦しなければ、多くのビジネスマンが生き残ることができなくなっていく。”(P.70)
第四章からが本題です。

【目次】
はじめに
第1章 勉強できてもコモディティ
第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第6章 イノベーター=起業家を目指せ
第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
第8章 投資家として生きる本当の意味
第9章 ゲリラ戦のはじまり
本書で手に入れた武器

「儲かる漁師と、儲からない漁師」の寓話は秀逸です。

「儲かる漁師」は次の四つのタイプ。
 ・マーケター(商品に付加価値を付けて市場に合わせ売ることができる人)
 ・イノベータ(まったく新しい仕組みをイノベーションできる人)
 ・リーダー(自分が起業家となり、みんなをマネージしてリーダーとして行動する人)
 ・投資家(投資家として市場に参加している人)

しかも、彼の要求水準は高い。
“望ましいのは、一人のビジネスパーソンが状況に応じて、この4つの顔を使い分けることだ。”(P.126)
とりわけ第五、六章の示唆はおおいにヒントになります。

「ビジネスモデルを変える、または新たなビジネスモデルを作り出」さなければ、徹底的に安価に追い込まれるのですから、挑戦して失うものはありません。

「君は若者じゃないだろう?」
チャンスは若者だけではないよ。
FacebookやiPhoneは君たちに任せるさ。

ニッチでビジネスモデルを変えることは僕らにもできる。

あッそうだ書き忘れていた、下のカスタマーレビューが参考になるよ。


僕は君たちに武器を配りたい僕は君たちに武器を配りたい
(2011/09/22)
瀧本 哲史

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