『沈まぬ太陽』アゲイン
2012-01-02 Mon 09:55
二度目のはずなのに初めて見たように緊張感が張りつめた映像がつづく。
昨夜は寝静まってから、ひとり『沈まぬ太陽』を観た。
上映時間202分、原作 山崎豊子、監督 若松節朗、キャスト 渡辺 謙・三浦友和・松雪泰子・鈴木京香・石坂浩二。



今日から振り返れば時代もそして自分の人生も、ピークを迎えていた。
体験が映像にかぶる。
いい知れぬ緊張感は同時代を生きた者の鼓動が共鳴するからだろうか。

交通事故で九死に一生をえた。
約半年の病院生活から帰宅し、起き上がれないまま床にふせっていた。
1985年8月12日、事故の一報からその全ぼうが明らかになる過程を、寝床から見ていた。



当時自分は三十七歳であった。
自分は幸運にもたまたま生きのびた。
ボーイング747SR-46(ジャンボジェット)乗員乗客死亡者520名は歳をとることはない。

四十代に知り合い、死ぬまでともに飲もうと誓った親友がいた。

彼が所有していたメゾネット型アパートメントに、K大の医学生がいた。
いつもはスポーツカーで大阪の実家へ帰っていたが、その日に限り日本航空123便に搭乗した。
両親が彼の荷物を受けとりにきた。

青年の暮らしぶり、快活な会話、隣りに住む大家として知りうる限りを伝えた。
ふたりはどんな小さな事も聞きもらすまいとして聞いていた。
荷物を片づけ帰っていく行く両親の後ろ姿を忘れられないと、何度も聞かされた話に、いつも彼の涙は止まらない。

競売でいまは見る影もない敷地とともに、親友もこの町から消えた。



恩地の息子役を演じた柏原 崇君(かしわばら たかし )は相模台小学校で長男と同じクラスであった。
数年役にもめぐまれていなかったから、うれしかった。
彼を見ていると演技に関心しながらも、長身で彼に似たところのある長男の実年齢をつぶさに観察するようで気恥ずかしい。
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