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2011-11-10 Thu 14:48
作家の全集を初めてかったのが、昭和48年から発行が始まった岩波版「志賀直哉全集」だった。
菊判で美しい装丁だが、重い。 数十年も書庫の奥に眠っていた。 なぜ志賀直哉だったのか、今となってはその時の気持ちを思い出せない。 先年、せめて小説の完成稿は読みたいと思った。 どうしてそんな気になったのかは分からないが、 仕残しの一つも片づけておきたいと考えるのは歳のせいだろう。 第三巻短編の過半まではすすみ、第五巻の『暗夜行路』が見えてきた。 重たいのがいけない。 外に持ち出したり、旅にもっていける重量ではない。 短編はコピーしてポケットに入れていけるが、全集を裂いて分冊にする勇気がない。 『暗夜行路』は文庫に持ちかえて読むつもりだ。 小説を読みきったら、随筆や日記なんかも読みたくなるだろうか。 だがそれはまだ先きの話だ。
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