「不平等が蓄積される高齢期」
2011-08-19 Fri 09:06
63になって分かることがあります。
一つは恒産(資産形成)のことです。
この年になればほぼ決着がついていることを感じます。

今さらジタバタしてどうなるものでもなさそうです。

白波瀬佐知子さんは著書『生き方の不平等』(岩波新書、2010年5月)のなかで、次のように述べています。
“一人ひとりの生き方に着目して、高齢期をこれまでの生きてきた道の集大成期ととらえ、現役期における格差、有利さ・不利さが蓄積される時期と考えることができます。”(P.157)

白波瀬さんは「不平等が蓄積される高齢期」と要約されています。

あいまいさをさけるために、恒産にしぼりこんで考えてみます。
すると、それなりに恒産が整っていれば生き方を拘束されることが少ない、という捉え方ができます。
行く末のあり方を幾通りも描くことができるからです。

高齢者にかぎらず、選択肢を奪われることはつらいものです。

所得面でそれを補う制度として、社会保障給付(年金、医療、介護、その他)があるのでしょうが、国力の疲弊のなかでそれにも限りが見えています。
できるだけ早い年頃で恒産を築くために、スタートを切ることです。
元気のいいアラフォー世代がマンションを手当てしている話題があるのに比べ、男性の四十代は頼りなく見えます。

恒産を考えることは、しぜんと自分の長期のあり方を問うことに通じます。

35と29の息子たちにそうしたことを伝えるのはむずかしいものです。
親の言うことはとりわけ聞こうとしませんね。
まぁ、あれこれとブログで綴っておけばいつかは目にすることもあるでしょう。


生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて (岩波新書)生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて (岩波新書)
(2010/05/21)
白波瀬 佐和子

商品詳細を見る

関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 半能の神お金 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<A4版システム手帳一冊で資産管理する | 三保小次郎日誌 | 自営人、自由人そして勤め人の時間感覚>>
この記事のコメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
∧top | under∨
| 三保小次郎日誌 |