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菅のしがみつきに便乗し反原発を助長しよう
2011-07-11 Mon 14:42
動機は問わない。
内閣総理大臣にしがみつくことが、反原発へ踏み出す政治的原動力の一つとなるなら便乗しよう。
彼と彼の政権の矛盾を突いて、反原発の道筋をつけていこう。

今までの安全基準が甘かったから福島の原発震災が起こった。
福島の原因が解明がされていないのに、先の佐賀県玄海原発2、3号機の運転再開は、理解ができなかった
今までの安全基準でいいとするわけだから、国民の意識とは大きくズレていた。

中味は煮つまってはいないが、新たな審査基準として“ストレステスト”を導入するのは、当然の措置だろう。

はじめは浜岡だった。
菅直人首相は5月6日夜、唐突に主として下記の理由に便乗し、浜岡原発の全機運転停止を発表した。
これもまったく停止しないよりはましだと思った。

「30年以内にM8クラスの地震発生は87%」と首相

しかし「87%」とは一体いかなる数値だろうか。
「87%」がはじめに出てきたのが、 5/2参院予算委員会における福島みずほ議員(社会 民主党党首)の質問に対する回答、寺坂信昭原子力安全・保安院院長の答弁だった。



マーク・ブキャナン『歴史は「ベキ乗則」で動く』(早川書店、2009年8月)から引用しよう。
“周期も警報も合図も前兆もない。地球はいつでも好きなときに身を震わせるのだ。(P.55)”
“「地震は、起こりはじめたときには、自分がどれほど大きくなっていくのか知らない。地震が分からないのなら、我々にも分からないだろう。」(P.117)”

つまり、全国原発マップ、の上のどの原発に深刻な地震と津波が襲うかは、まったく分からない。
どこが危ないか誰にも予想がつけられないというのが科学的知見である。
「87%」にどんな根拠があるのか、他の事柄同様に保安院には説明がつかないだろう。

平たくいえば、「87%」の浜岡が真っ先か、そんな事は誰にも分からない。
地震と津波の発生はどの地点にも起こるということだ。
どこが先でどこが後か、どこが小規模でどこが大規模か、そんなことは誰も分からない。

それを知っているは自然だけだ。

現に浜岡の前に、誰も「%」すらはじき出していない東日本に大震災がみまったのである。
1,000年に一度の正体は、科学の限界のことだ。
浜岡を止めたようにすべての原発を止めなければ理に合わないのである。



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(2009/08/30)
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