汚染水がとりまく被曝環境で冷温停止作業継続は不能
2011-05-31 Tue 09:22
JNNは、現場の作業員に 注意を呼びかけるために作成された「汚染マップ」を入手し報道しました。先週免震重要棟に掲示されていたものです。
その直後、東電から「溜まり水マップ」が公表されました。
隠ぺいか、タイムラッグかの論議はもはや取るに足らない問題です。

原子炉から放射性物質がもれ作業環境の現状が明確になってきたのです。

110530共同会見:毎日新聞:配布されたたまり水マップについて。



工程表の目標もまた明確です。
「来年1月ごろをめどに原子炉を冷温停止状態で安定させる」

汚染水か溜まり水かはともかく、現場作業員が作業をつづけられる被曝環境なのか、その評価を下すことです。
専門家は口をつぐんではならないと思います。
専門的見識をおおいに発揮し、論議し、現場を助けてほしいと思います。

公表された「溜まり水マップ」をみると、過酷な作業環境です。

赤枠で囲まれた箇所にはキャプションがあります。

2号機 T/B 地下一階 溜まり水マップ
3/28
T/B BFL 南東階段(大物搬入口)
雰囲気線量率 約1,000mSv/h以上
水表面線量率 約1,000mSv/h以上

3号機 T/B 地下一階 溜まり水マップ
4/22
南東階段(大物搬入口)
雰囲気線量率 550mSv/h以上
水表面線量率 750mSv/h以上


東日本大震災:東電2社員・250ミリシーベルト超 甘い対策、現場悲鳴

内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は「東電にしっかり管理してもらいたい」と苦言を呈したそうです。
問題はたんに管理の問題でしょうか。
もはや人を作業させえる被曝環境かどうか、明確にすべき時です。

被曝の現状を小出しにして、暫時じりじり後退していくのが、責任をとらずに済む一番の方策にはなるでしょう。
そのために作業員を犠牲にすることはゆるされません。
「冷温停止」がもはや不能であることを認め、新たな目標へ切り換える決断が迫られています。
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この記事のコメント
事態の推移を後追いすることしかせず、耳触りの良きことばかりを云い続けた政府。
11日の時点でもっと大きく構えることは出来たはずです。
現場作業員、福島の住民、関東の住民、海に連なる人々、すべてに対して政府は犯罪者だと思う。
よく人間の面をしていられると不思議でなりません。
2011-06-01 Wed 09:45 | URL | 佐平次 #-[ 内容変更]
自分のできること
佐平次さん、
原発の問題を書きつづけていこう、
自分ができることをやりきろ、
そう思うばかりです。
2011-06-01 Wed 11:08 | URL | 三保小次郎 #aQXK3sK6[ 内容変更]
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