福島原発から250Km、米兵の子供たちは今も「屋内退避」
2011-05-22 Sun 09:06
朝の風景はかわりません。
米軍住宅地を取り囲むフェンスの脇道を、
集団登下校の小学生が年長さんを先頭に数珠つなぎで歩いていきます。

そして、フェンスの向こう側の風景も変っていません。
子供たちは今もまったく姿を現しません。
子供たちが消えると、そこだけが無人島になったように、がらんとした空間がひろがるばかりです。

けれど子供たちは「帰って」います。
正門から出てきたスクールバスに乗った子供たちを見かけるようになったからです。
原発水素爆発以降、ばったり子供たちの姿が消えた事実は、以下のエントリーに書いたとおりです。

米軍家族の子供たちが消えたー基地の街からー
「かしこい桜は咲かないの」ー戦闘服の男が突進してきたー
ゴーストタウンー安全保障の空白地帯にー

ここからは推測になります。
放射性物質が大気中に大量に拡散された状況の中で、
日本国と米国の子供たちに対する放射能対策が際立ってちがったという実態です。

米兵家族の子供たちにたいしては、
外に出ない、外気に曝さないことが徹底されたと推測できます。
子供たちを大気中に放出された放射性物質から守るための、管理が徹底されていると推測できます。

これに対し、日本政府の子供たちに対する対応はむごいものでした。
20ミリシーベルト基準問題 首相見直しを拒否「国としての考え方がある」
“菅直人首相は5月2日、福島県の内堀雅雄副知事と首相官邸で会談し、文部科学省が定めた「年間被曝(ひばく)線量20ミリシーベルト以下」の校庭利用基準の見直しを拒否した。”


福島原発から米軍住宅地までの距離は、約250kmです。

この違いはどこから来るのでしょう。
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この記事のコメント
福島から子供たちを避難させるなという、アメリカ軍の命令が菅政権にあったという可能性は、否定出来ないと思います。
「人体実験」

福島の事故直後に、米軍の核特殊部隊が福島に入って、何を調べて行ったのか、とか、いろいろ疑念が湧きます。
しかし、もしそうだとしても、子供たちを護ろうとしない日本政府は、国民の憎き敵である事は間違いありません。
2011-05-23 Mon 15:35 | URL | eggplant #Zg5JYosw[ 内容変更]
eggplantさん、3.11以降米軍ハウスがどう変化していったか、観察してきました。
その前で長く暮らしたことで、定点観察ができるようになったと思っております。

だぶん、アメリカは放射線対策についての考え方、子供の許容度に対する思想がしっかりある、その具体的な現れとして、米軍住宅の屋外に子供が一人もいない、現象が出現したのだと思います。

ここからはぼくの想像ですが、
外部被曝つまり線量は計測していますが、内部被曝は「隠された」ままです。
米軍は東京周辺にいたるまで、内部被曝のデータを集めているものと思われます。子供も屋内退避ですが、大人の数も極端に少ない現状から、ぼくはそれを疑っています。
しかし、ぼくにはデータがないので、それについては沈黙するしかないのです。

他方、長崎・広島のデータを詳細に集めたのも米軍でした。徹底したリアリストです。
2011-05-24 Tue 07:46 | URL | 三保小次郎 #aQXK3sK6[ 内容変更]
はじめまして
私も人災後、御用メディア、学者の発言よりも欧米メディアならびに米軍の動きを注視しておりました。今尚、外部、内部被爆を極力避けるために米軍の子どもたちは外出を控えている と判断してよいのでしょうか?
2011-05-29 Sun 11:00 | URL | 怒ろう!日本 #-[ 内容変更]
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