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福島第一原発「式年遷宮方式」石棺封鎖
2011-04-10 Sun 09:58
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西は伊勢神宮に、神宮式年遷宮(じんぐう しきねん せんぐう)があります。
遷宮が20年ごとに行われる理由は、物理的耐用年数と宗教的意味合いの双方から、
「清浄さ」を保つことにあるといわれています。

東には「式年遷宮方式」石棺がそびえることになるのでしょうか。

原子力時代を画する石棺です。

チェルノブイリの石棺(耐用年数30年といわれた)は老朽化が激しく、新たな石棺を必要としているそうです。
原子炉封鎖石棺の「遷宮」は、
数百年あるいは千年を超えてくりかえす、日本人が末代に渡って引き継がなければならない遺産となるのでしょうか。

注水はやめられません。
放射性物質汚染水は土壌に浸透し、海へ流失します。
汚染地域は汚染水の蓄積にしたがって、じんわりと広がっていきます。

これに対して、飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長は「3.11後の原子力・エネルギー政策の方向性 2011年4月8日」で、次のように述べています。
“中の核分裂生成物が相当程度に出ている状況において、一次冷却水の閉じ込めを復旧するような溶接とかポンプの取り替えもしなきゃいけないとなると、水で冷却する閉じ込め機能に戻していくというのは、早い段階であきらめた方がいいんじゃないかと思います。”

その上で以下のとおり提案しています。
“数年で放射能垂れ流しの状態が収まったとして、あとに高レベル廃棄物処分の場合でも千年単位の人工管理が必要なことを考えると、そのあとの管理に数百年単位の時間がかかります。そういう事態に直面しているという認識に立ったうえの、今日の提案です。(中略)方向性としてはチェルノブイリ型の石棺にシフトすべきです。
当然のことながら、コンクリートで固めると、この先数年間、実はもっと長期に崩壊熱が出るので、その熱で核燃料が溶解してしまいます。この崩壊熱を管理しながら、放射性物質を閉じ込める、水ではない方法にたどり着かねばならない。これは相当に困難です。しかし、やっていかなくちゃいけません。”

汚染地域が広がっていきます。
海に広がり、地球を汚染します。
誰でも分かる理屈です。

日本国一国放射性物質汚染対策ではすまされないのです。

福島原子炉石棺封鎖を評価する能力はありません。
すくなくとも石棺をつくったら終りではありません。
ではなくて、「式年遷宮方式」によって石棺を維持管理し、作り替えていく、そうした封鎖が予測されます。

原子炉冷却システムの復旧は、一月近くなった現在の足踏み状態を見ていると、可能な選択肢として現実性を失いつつあるように見えます。
そのなかで何が可能なのか。
事実データ情報、呼び方はともかく、すべてをさらけ出して検討し決断しなければならない時が迫っています。

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