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個人ができる原発事故三つのモニタリング法
2011-04-03 Sun 13:14

有珠山マグマ水蒸気爆発の映像

一つ目は目の前にあります。
米軍ハウスです。
米兵とその家族の姿はもどっていません。

したがって、危機はつづいています。

これは第一次情報に基づいた判断ですから、もっとも信頼性がたかいものです。

二つ目は水蒸気爆発です。
政府・マスメディアがけっして口にしない、最悪のケースです。
個人としてのモニタリング対象としてもっとも注目している事象です。

水素爆発によって放射性物質が大量に放出されましたが、水蒸気爆発によってプルトニウムが飛び散る可能性はもっとも深刻な事態です。

前者(水素爆発)は化学反応ですから、化学実験で水素を燃したときの爆発を記憶しています。
後者(水蒸気爆発)は火山の噴火でたびたび観察されています。
マグマが地下水とに触れて起こす爆発が映像で確認できる典型的な事例です。

映像のとおり、メルトダウン(炉心融解)によって落下し水と接触し水蒸気爆発が起こる事象は、「有珠山マグマ水蒸気爆発の映像」にみられるメカニズムと同じことです。

水が蒸気になるとき、その体積は1600倍以上になります。
ですから、水蒸気爆発によって、放射性物質は上空1キロ以上へ飛散するといわれています。
水素爆発とは比べようもない威力(拡散)です。

欧米と日本のマスメディアとの、認識や報道に関する温度差は主としてここに起因します。


また、個人は個人の生命財産を守るために最悪のケースを想定外にしない権利を持ちます。

政府が最悪のケースにどんな方針をもっているのか(あるいは考えてもいないのか)、まったく見えないなかでは自己防衛以外に術がありません。

現在、炉心が一部融解し、原子炉格納容器・圧力容器がともに損傷している事実を、逐次認めてきました。
プルトニウムがもれ出している事実も、やっと認めました。
これに水蒸気爆発の可能性(燃料被覆管に用いられているジルコニウム合金の溶融体が水中に落下し水蒸気爆発をおこす)が高まれば、最悪の事態へ移行します。

非常事態宣言(国家異常事態)のフェーズへ突入します。

したがって、二つ目は官房長官、東電、保安院、原子力安全委員会の発表のチェックです。
何をやっているか、は情報としては役に立ちません。
何ができていないのかできないのか、そこを見ています。見きわめます。

現状は、炉心を経常的に冷却するプラントの回復のそのはるか手前で、モグラたたきに追われています。

ですから何があってもおかしくない、深刻な状態から実は一歩も抜け出していないと判断しています。
タンカー、メガフロート(大型浮体式海洋構造物)、貯蔵プールと汚染水対策段階のお話がマスメディアに「漏洩」しているのは、しだいに打つ手を失いつつある政府の無能をさらけ出しているのです。
これらは万能ツールでもないし、救いにつながる手法でもありません。

当面の危機を回避するための苦肉の策でしかありません。

三つ目は、脱出のためのモニタリングです。
非常事態宣言が発せられればパニックに陥ります。
自動車で首都圏脱出は不可能となるでしょう。

そのときの風向きもありますが、水蒸気爆発から24時間以内に家族を逃すことはできないでしょう。

つまり、起こってからでは遅いわけです。

また、かりに脱出できても長期に居住できるあてがなければ、難民状態です。
まずは避難先を確保するのが先決になります。
そこを固めておきます。

第三のモニタリング法といっても奇策はありません。

モニタリング対象である官房長官、東電、保安院、原子力安全委員会、マスメディアに再び着目します。
今度は事実を把握することではありません。
彼らの挙動(一挙手一投足)という第一次情報から、事態の進行度や深刻度を推測することです。


これは誰でも手に入れることができる情報ですし、人の態度は隠しようのない、あからさまな感情がむき出しになる瞬間があります。

事実は人の挙動を介して見ることができます。

もれてきた挙動情報(主として映像)から情報統合技術(IST、 Information Synthesis Techniques)によって、判断に有益で有効な情報を抽出(選り分け)し、統合します。
複数の挙動情報を確認し複数対象において50%の合致照合できたら、フライングで家族を先に脱出させます。
僕は母を老人施設に託していますので、残ります。

非常事態宣言(国家異常事態)のフェーズへの移行時に何が起きるかはっきりとは分かりませんが、水蒸気爆発のリアルについては以下の映像が参考になります。

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