「マンション買うな。」ー不動産定点観測、上げ底相場ー
2011-02-16 Wed 09:13
定点観測にカメラも天体望遠鏡も必要としない。
ひとりの著者を継続して追うのも、有効な手法だ。
不動産の過去・現在・未来を知りたいと思えば、幸田昌則氏の著書にまず当たってみる。

バブル崩壊以降の不動産市況の定点観測に一番たけた人だと思う。

彼の眼力を通して、不動産市況の推移を見守る。
彼の本を通して間接的に、
しかし専門的で客観的な定点観測が可能になる。

以下は、近年の著書一覧である。

2011年 『不動産で豊かになる10年先の読み方』
2009年 『失敗に学ぶ不動産の鉄則』
2005年 『下がり続ける時代の不動産の鉄則』
2001年 『不動産 新しい考え方と利益の出し方―さま変わりの環境 これからの不動産戦略はこう変わる』
1999年 『不動産これから10年のトレンド―21世紀は価格調整の時代』
1996年 『不動産価格はまだ下がる―需要と供給のトレンドを読む』
1995年 『不動産ビジネス―価格破壊の時代』

読み通すのに2時間とかからない。
積み重ねがあるし、
前著の差分に注意すればよいからだ。

いくつか示されてあるデータをあげてみよう。

・東京二十三区は、一人世帯の数が全世帯の四五%を超え五〇%に迫っている。(P.34)
・東京二十三区、大阪市、名古屋市、横浜市の四大都市で空き家は一一〇万戸を超え、全国では七五六万戸に達する。(P.141、P.145)
・一九九〇年以降、日本の土地資産は長期低落トレンドをたどり、こうした大変化は一過性のものではなく、恒久的なものである。地方圏では換金出来ない、実質資産価値ゼロの土地もめずらしくなくなった。(P.174、P.206)

幸田氏は警鐘をならす。
超低金利政策と大幅な金融緩和によって、「不動産市場の歪みが増幅され、国民に各種の負担がかかることも予想される」(P.98)と。
駅前に乱立するマンション群、タワー・・・、これらは上げ底バブルだと認識し、手を出さないことだ。


不動産で豊かになる10年先の読み方 (日経プレミアシリーズ)不動産で豊かになる10年先の読み方 (日経プレミアシリーズ)
(2011/01/13)
幸田 昌則

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