究極の複利投資法の正体ー移動平均線研究9(若き人へ)ー
2010-10-15 Fri 10:55
究極の複利投資法

今日は少し寄り道をしよう。

それは究極の複利投資法とよばれている。

余裕資金が100万円あるとしよう。
使い方、投資法はそれぞれだ。
いくつかのケースを考えてみる。

・A君は優良株を手に入れ10年、20年じっくり値上がりを待つ戦略を考えている。いわゆる長期投資(Buy&Hold)だ。
・B君は数ヶ月単位で売買を繰り返す。相場次第だが2ヶ月から半年といったところか。
・C君は典型的なデイトレーダーだ。日によるが、10回近くトレードをくりかえすときもある。

資金の回転率を見よう。年回転率だ。

・A君が10年長期投資したとすれば、彼の資金回転率は年率で0.1回だ。つまり0.1回/年だ。
・B君が年4回程度売買するとすれば、4回/年だ。
・C君が日に5回平均で売買したとしよう。年間240日市場に参加したとすれば、1,200回/年だ。

総資本回転率を知っているだろうか。
回転数は高ければ高いほど、総資本つまり総資産が効率的に運用されていると判断される。
とすれば1,200回/年のC君に注目しないわけにはいかないだろう。

彼は毎回1%抜ければ市場からすばやく撤退する、そんな戦略で挑んでいるようだ。
100万円の1%は1万円。
日経225先物取引やFX取引では一瞬の世界でそれが実現することを発見し、驚愕し胸が躍った。

次は、101万円の1%だから、10,100円抜ければすばやく身を引く。これをくりかえした。

仮定が何重にも伏せられているから、一種の思考実験にすぎない。
けれど見えて来ることもある。
現実にカリスマが存在する。通称「ジェイコム男」、B・N・Fだ。

で彼は一年間6畳のデイトレーダー室、といっても普通の勉強部屋だが、に閉じこもり戦闘を繰り返した。
彼は勝ち抜いた。
で、資金はどうなった。

Excelで数秒ではじき出せる。
1,000,000×(1.01)^1,200だ。

その前に100回までの途中経過を見てみよう。
総資金は2,704,813円に増えている。
まだ一ヶ月しかたっていなかった。

半年後600回、600回転だ。
391,583,397円。
そして一年後、1,200回転達成。
153,337,556,806円。

バカバカしい?
しかしB・N・Fは理論的には、ほぼそれを達成しているのである。
数学の勉強で使っているwxMaximaでグラフィックにした。それがブログ最上部にかかげた作図である。

といっても、底を1,000,000では描画されない。
100(単位は万円とする)でかろうじて描画される。
3桁が8桁を超えるのだから、省略法で描画されてある。

究極の複利投資法の正体は何か、分かっただろうか。

そう、一種の無謬性神話、無敗神話つまりはおとぎ話である。

B・N・Fは?
そう彼は短期波動の中に何らかの法則性を見いだしたのだろう。

一つ学べるとしたら、資金の回転率のことだ。
それが個人の力量でどうにかなるものか疑問は残る。
しかし、%すなわち利率が稼げなければ、回転率をあげる工夫をこらすことで、投資法も変わってくるだろう。
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