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ザッカーバーグに鉄槌、国家主権に抵触するリブラ拒絶
2019-11-06 Wed 16:22
 ザッカーバーグ・フェイスブックCEOは指摘する。
 「中銀・民間銀行による送金・決済ビジネスは時代遅れだ」
 その通りだ。
 
 しかし、問題はビジネスの領域をはるかに超えていた。

 貨幣は価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つ。
 送金・決済だけならデジタル通貨の優位性ははっきりしている。
 コストも時間もほぼゼロで達成されるからだ。
 
 しかし、3機能をバラバラに分解することができるだろうか。
 3機能から送金・決済機能だけを抜き出し、成立するだろうか。
 
 ドイツのショルツ財務相は、フェイスブックの暗号通貨リブラを複数の法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨であるとし、すなわち「われわれはパラレル通貨は認可できない。明白に拒否する必要がある」と述べた。 
 同然にフランスのブリュノ・ル・メール経済財務大臣は、「リブラは各国が自国の通貨を発行する主権を奪っており、これは劇的かつ予期できない反動を及ぼす」と述べた。
 
 年間6800億円と推定される通貨発行益を私企業が独占していいのか。
 中央銀行と同様に、リブラ協会というコンソーシアム(共同事業体)は最後の貸し手となり得るのか。
 
 1999年ユーロの誕生は、加盟国がその主権の一部をユーロに引き渡し、成立した。
 イギリスのEU離脱問題であからさまになったように、欧州連合(EU)と加盟国の主権問題は壮絶な対立を国内外に生んでいる。 

 リブラが挫折しようとも、ザッカーバーグの「問題提起」から学ぶことは少なくない。
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