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事前対策は千分の一のコストで被害を防ぐ
2019-10-18 Fri 10:38
 台風19号で千曲川の堤防が決壊し、浸水した北陸新幹線車両の被害額はざっと330億円だそうです。
 ハザードマップ(被害予測地図)を見ていれば、浸水は把握できました。
 営業主体であるJR西日本は一般市民ではありません、専門家集団です。
 
 素朴に次のような疑問がわいてきます。
「長野新幹線車両センターを堤防以上に嵩上げする費用はいくらか」
 被害額の50分の一か、100分の一か・・・。
 
 そもそも水害のリスクが予測された武蔵小杉で、タワーマンションが11棟林立しているそうです。
 台風19号で内2棟が浸水、残る9棟は無事でした。
 タワマンを建設販売した不動産会社はハザードマップ(被害予測地図)を知らないはずがありません。
 
 けれど、電気設備はいずれも地下だそうです。
 では、何が明暗を分けたか。
 
 Business Journal は次のように伝えています。
「ここからは推測ですが被害の大きかった2棟では、台風当時、駐車場への雨水の流入阻止が十分にできていなかったのではないかと思います。その結果、地下の電気設備への浸水も許したということです。
 地下駐車場の入り口のシャッターを閉め、出入り口に土嚢を積むだけで今回の浸水は防げたはずです。電気設備を水密扉などで完全防水にするのは現実的ではありませんし、高さ1.5メートル程度の水量であれば通常のシャッターで一定時間以内なら防げます。被害のなかった9棟では、シャッターや土嚢などの対策が施されていたのではないかと推測しています。」
 武蔵小杉人気の転換点に…タワマンの脆弱性露呈、11棟中2棟のみ停電&断水の原因
 

 土嚢を積むだけ。
 そう聞くとがっかりします。
 対費用効果を考えると愕然とします。
 
 何が脆弱なのか。
 
 朝日新聞(2019.10.18)のインタビューに、元政府事故調査委員長(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)畑村洋太郎氏は次のように語っています。

「こんなことが起きたら大変だという危惧感に基づいて対策を取るのが、対費用効果からみて一番いい。何もしないで発生する損害額の千分の一のコストをかければ、大地震が起きても被害は回避できる」 
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