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金縛りが教える「寝たきり」疑似体験
2019-06-08 Sat 13:40
 一、二回、金縛りの経験はあった。
 あっ、金縛りだと思ったが、いつまでも解けない。
 どこかいつもと様子が違った。
 
 これ以上の明晰はないほどきっちり目覚めていた。
 落ち着いて、待てば体がほぐれてくることも知っていた。
 心(意識)と体の目覚めに生じたタイムラグが引き起こしているのだ。

 しかし、待てども体は動かない。 
 起き上がれない。 
 そして左右にもがくこともできないと気づいた時、恐怖が襲った。 

 左右に体を揺する。
 それすらできない状態が続き、尋常でない事態に陥っていると不安が増幅する。 

 しかし脳梗塞、脳いっ血なら意識はないはずだ・・・などと思考だけはスピーディーに回転している。
 
 目覚めたとき、腹筋運動のことは全く覚えていなかった。
 朝から腹筋を意識するような筋トレマニアではない。
 昨日腹筋ローラーをはじめて使ったことを思い出す。
 
 スイスイ行けたので、数十回を3、4セットやっただろうか。 
 そして翌朝、起き上がれない。
 この出来事の因果関係が解けはじめた。
 
 筋肉を効果的に鍛えるツールが老人の腹筋を痛めつけていたようだ。
 
 腹筋が筋肉痛で固まっていることを理解するまでにどのくらいの時間があったろう。
 ベッドから脱出したのは、腹筋のフリーズと確信してからだ。
 足をベットの外に持ち出し、自然落下を利用し、体を立てた。
 
 自分の思い通りには動かない体。
 いや、まったく動かなくなった肉体。
 走り回る意識との激しい葛藤。

 それはいつか自分におとずれるであろう未来の、一種擬似体験であった。
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