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バルセロナのテラスからみたヒマラヤ山脈?
2017-05-24 Wed 04:11
 半月に及ぶスペインのパックツアーも終わりに近づいていた。
 あっけないほど早く終わりが迫っていて、何か物足りない気分がぼくにはあった。
 バルセロナのホテルのカフェテリア、奥のテラスにそった四人掛けのテーブルに三人で座っていた。

「ヒマラヤに行った時のことなのね」
 Kさんが少女言葉で話しはじめた。最初のころは戸惑ったが、少女がそのまま大人になったような、かわいげのあるひとだ。
「八十半ばのおかさんは一人参加で、ホテルから一歩も出ないの。パックツアーに組み込まれた小旅行には一度も参加しないで、毎日ホテルで一人ヒマラヤの景色を観ているだけなのね。
 私たちが帰ってくるのを待ち受けている姿が印象的でなにが楽しいのかなーなんて思っていたのね。
 ツァー最後の夕食の日だったわ。手作りしたお手玉を一人一人に手渡してくれたの。私の旅行の中で一番大事な思い出になっているのよ」

 せっかくのパックツアーだから、お膳立てされた名所巡りをパスするのはもったない。
 ぼくのさもしい旅行観はあっさり、やんわり打ち消された。
 ぼくにも若い人や刻々かわる景色を楽しむ、一人旅行の日が来るのだろうか。

 シルクロードへ行ったときのことを思い出した。
 Kさんのお話の主人公と同年配のおかあさんが一人参加していた。
 いつもリックを背負っていた。

 彼女は自分の体調を考えてだろう、いくどか大型バスから見学先へ降り立つことなく、旅をつづけていた。

 Kさんのご主人ははなからパック旅行には関心を示さないそうだ。
 ハワイかどこかで何もしないのを旅の新骨頂と考えているらしい。
 彼こそ旅の達人かも知れない。

 今回もそうだが、ぼくたちの旅は毎日二万歩近く歩いた。
 万歩計を見るたびうんざりしていた。
 添乗員は早足で先導するから、見失ってはいけないから、必死で歩いた。

 疲労はずいぶんたまっていたのだけれど、かえって足腰が鍛えられた気がする。
 これは効果的なウォーキングだと感じている。

 で、ぼくは今どっち付かずの心境にあるわけだ。
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