失われてく身近な世界に出会う旅
2017-03-29 Wed 09:06
 土日沼津に泊まり、翌日三島で遊んだ。

 利用するのはもっぱら列車、路線バス、徒歩である。
 旅先についたら歩く。
 ひたすら歩く。
 
 そんな旅のスタイルが身についてきたようだ。

 ネット検索は利用するが、あてにはしない。
 知っている事はかえって感動を薄める。
 予定調和の旅はむなしい。

 沼津の案内所でわたされた「沼津港食堂街マップ」には約40軒がししめいていた。
 どこに入ったものか、土日でこみあった食堂で観光客対応の海鮮丼をかきこむ。
 可もなく不可もなく、まずは平均点。

 もの足らず食堂街と道路を隔てたPort cafe(ポートカフェ)でお茶する事にする。
 気まぐれにたのんだプレーンパンケーキ。
 ホイップ、バター(よつ葉バター)、メイプル(か、キャラメル)とどれも言うことなし。

 店から数分の所で緑道に出た。
 住宅街を斜めに横切っている。
 おかしな緑道であったが、よく整備されている。

 それが先の先まで続いている。

 帰宅後調べると昭和49年8月に廃線となった国鉄沼津港線の敷地を緑道として整備した「蛇松緑道」であった。
 道すがら竹の専門店「浅宮商店」、好みの干物を焼いてくれる「和助 (わすけ) 」、手作りの「金網屋」を見つける。

 歩く事で発見し、出会うまっさらな体験。
 エクスペリエンス。
 ささやかな未知との遭遇。

 夜、沼津から三駅先の長泉なめり、CAFE BAR Rai & Reeで飲んだ。
 期待していなかった。
 他にめぼしい飲屋がないから入っただけだった。

 鶏手羽、豆腐の素揚げを磯自慢でいただいた。
 ていねいなつくりだ。
 ワイン、ウォッカリッキーとすすむ。

 ママと話しこんだ。
 夜更けとともに地元の人が集まってくる。
 なごやかな一夜。

 翌日三島に出て、三嶋大社へおもむいた。
 先年訪れた喫茶店は「当分の間休みます」の張り紙。
 観光客相手の鰻屋などは繁盛しているが、歩きまわらないと発見できないお店はどこもさびれている。

 それでもかろうじて生き抜いているお店はぼくには光って見えた。
 モータリーゼーションで失われていく身近な世界への思いが深まる。
 便利が心を貧しくしていく。

 東海道線を避け、御殿場線で時間をかけた列車旅は正解だったようだ。

 そこかしこに隠された新しいエクスペリエンスを受け入れる、ゆったりとした時間が流れていく。

神前結婚

沼津港

金太郎さくら

くら

パンケーキ

緑道

竹細工

蔵

疎水

水門

いろいろハウス





関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 読書趣味おしゃれに旅健康 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<東芝破綻が暗示する日本破綻のシナリオ | 三保小次郎日誌 | 忖度(そんたく)を図解する>>
この記事のコメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
∧top | under∨
| 三保小次郎日誌 |