『バッド・エデュケーション LA MALA EDUCACION/BAD EDUCATION』
2015-08-14 Fri 14:57
クセジュ文庫を手にするのは数十年ぶりだ。
ベルトラン・ランソン『古代末期: ローマ世界の変容』(白水社 2013/7/20)は目次を見て決めた。

第三章 キリスト教化とローマ性
I キリスト教会の権力伸長
II キリスト教の変節
III 生みの親たるユダヤと育ての親たるローマ:キリスト教のギリシア化とラテン化
IV 凪状態の異教
V 分裂したキリスト教

「神の国」に関心はない。
キリスト教が、人類は神の創造物であるというユダヤ教の基本コンセプトを広めたことにも多少興味はあるが、
ローマという「地上の国」の土壌の中で、教会という世俗の権力がどのようにできていったかをたどってみたい。

なにより、ローマ以降のヨーロツパ史を理解するには教会とその権力について知らなければ・・・。

「また、キリスト教会は新たに認められた法人格[ミラノ勅令]のおかげで、寄贈や贈与を受け取ったのだが、それは教会の物質的な力を著しく発展させた。さらに、社会における教会の地位は、司教たちの権力を媒介として、高まっていった。」(P.77)
「キリスト教会の力とは、金銭的なものであると同時に不動産によるものであった。四世紀以降、寄進や遺贈、基金によって、教会財政の基礎が築かれた。」(P.143)
「五〜六世紀のあいだ、この弱体化した[都市という]構造に課せられた役割を司教たちが首都長官に対して優位に立っていた。この変化は、六〜七世紀にかけての古代都市から中世都市への変貌の最も顕著な様相である。」(P.78)

『バッド・エデュケーション (2004) LA MALA EDUCACION/BAD EDUCATION』を観た。



司祭・修道士を養成するため男性のみが共同生活をしながら学ぶ教育機関=神学校(ラテン語Seminarioの訳語)。
そこで行われた神父による性的虐待。
ホモセクシュアル(Homosexual)。

わずかな知識が、映画に奥行きをもたらしてくれる。
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