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トーマス・ジェファーソンとアメリカ白人の人間観
2015-08-09 Sun 14:56
ジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』(文藝春秋 2015/4/8)を読みおえた。

アメリカ独立宣言(1776年)の草案を作成し、アメリカ合衆国建国の父の一人とされているトーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)の帳簿の話しが出てくる。
帳簿は金額の記録だけでなく、日記の役目も果たしていたようだ。

“帳簿を見れば自由と民主主義に関してアメリカで最も影響力のあった偉大な思想家がどんなふうに暮らしていたかがよくわかる。また彼が奴隷所有に後ろめたさを感じておらず、人間の価値を平然と計算していたこともわかる。たとえば一八一七年には、「馬を一頭購入・・・鹿毛、額のところに星形の白、鼻に小さな傷、右後ろ足が白・・・一二〇ドル」、「黒人の女ルクレティアと二人の息子ジョン、ランダルおよびお腹の子供を購入、一八〇ドル」と記されている。”(P.258-259)

独立宣言[1776年7月4日第2回大陸会議により採択 13のアメリカ連合諸邦による全会一致の宣言]の一節
“われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等で あり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づい て正当な権力を得る。そして、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が 最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有するということ、である。”

2015年の今日においても、白人警官が犬ネコを殺すように、武器を持たない黒人を平然と射殺する事件が頻発し、報道される。
広島、長崎の原爆投下と同一視はできないが、独立宣言から四十年近いトーマス・ジェファーソンの日常生活において、黒人は人とは見なされていないことに、いまさらながら衝撃を受けた。

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