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資産運用の疑問1ーなんでリスク資産に「土地」「現金」は入らないの?ー
2015-06-23 Tue 10:18
「土地」や「現金」はリスク資産ではないのか。

僕の初歩的な疑問はいつまでも解消しないままでした。

一万円札をしげしげと眺めてみます。
「日本銀行券」とあるではないですか。
「券」とは何か。

債券のことです。
「お金」とは日本銀行の借用書だ、と気付きます。
自分なりに納得したのは、ウォルター・バジョット『ロンバード街』を穴のあくほど読返してからです。

こんな有様でしたから、八年前少しはまともに勉強しようと思い、ファイナンシャル・プランニング(個人資産相談業務)二級の技能検定を受けました。
合格しましたが、それを生業にしようとはまったく思いません。
頭の中が少しは整理できるものと期待したのですが、根本的なことはまったく解決しない、本当のところはつかみ切れていないという歯がゆい気持ちがいつまでも残ったものです。

リスク資産 について、Wikipediaは次の定義を与えています。

“リスク資産(リスクしさん)とは経済学用語の一つで、所有している資産の中でも、利回りという点では期待できるが、それの元本が割れるなどといったリスクのある資産のことをいう。株式、投資信託、外貨預金、対外証券投資、外国為替証拠金取引などがこれに当てはまる。
日本の家庭での資産は主に現金預金となっているためリスク資産はそれほど大きくないが、アメリカ合衆国ではリスク資産の割合が高い。日本の歴史では、戦前は株式の多くは富裕層の所有物であったのが戦後になれば大衆の所有物へと変化したり、バブル期ならば株式というものは堅実な資産であったことなどからリスク資産とされる資産であっても多くの日本人の家庭の資産とされている時期もあった。”

デジタル大辞泉はこうです。

“高利回りが期待されるが元本割れの危険もある金融資産。株式・投資信託・外貨預金・対外証券投資・外国為替証拠金取引(FX取引)など。”

ともに金融資産に限っているので、狭義の定義です。
ですが、これが一般的な解釈です。
体良く、「土地」や「現金」は除外しているからです。

初学者としては、除外されていることに大いに疑問を感じ、問題を掘り下げてみよう、少しは研究してみようという気になりました。

そこで定義ですが、狭義というのがくせ者です。
次の資料をみてください。
直近のデータである「平成21年全国消費実態調査 家計資産に関する結果の要約」です。

*クリック拡大
1

2


家計資産の56.4%を「現住居・現居住地」が占めています。
持ち家です。
「現住居以外・現居住地以外」の13.7%と合計すると、住宅・宅地資産(不動産資産)が家計資産の70.1%を占有しています。

つまり家計資産は、広義のリスク資産で考えると、持ち家という最大級のリスク資産を抱え込んでいる実態が見えてきます。
現住居・現居住地も現住居以外・現居住地以外も「それの元本が割れるなどといったリスクのある資産」です。
内閣府経済社会総合研究所 国民経済計算部「平成25年度国民経済計算確報 (ストック編) ポイント」の「正味資産(国富)の内訳をみてください。

*クリック拡大
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平成6年土地資産は1,956.3兆円でしたが、毎年資産価格が下がり、平成25年には1,120.8円にまで下落しています。
国土が物理的に増減することはマレでしょうから、資産としての土地の下落です。
土地資産は20年間で、42.7%下落した訳です。

家計資産の約七割が住宅・宅地資産(不動産資産)で占められているのですから、持ち家は売らないにしても、深刻な打撃を受けています。
株や債券のように日々価格が電光掲示板に点滅する訳ではないので、気付きにくいだけです。
こうして不動産を除外し、狭義のリスク資産で家計の資産配分(資産運用)をあげつらう風潮に疑問をもったのです。
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