スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
はて面妖な「江戸の人々が楽しんだそば猪口・岸間健貪コレクション」
2015-03-05 Thu 14:47
昨日は神泉の「いまここ」でランチしてから、 戸栗美術館へ向かいました。

『江戸の暮らしと伊万里焼展』が開催中です。
1階やきもの展示室で「絵解き謎解き 江戸のそば猪口-江戸の人々が楽しんだそば猪口・岸間健貪コレクション-」を併設展示中で、六帖弱の小室に脚を踏み入れました。

入口に備えてあった、A4で4ページの「展示開設シート」を手にとって展示品と比べていると、近づいてくる中年の男性がおりました。
「解説いたしましょうか」
待ってましたというか、真冬に飛んで火に入る○の虫というか、そば猪口などという代物に食らいついた獲物を逃さないと言うか。

ふだんは展示品をさっと眺めるだけの観客ですが、舐めるように拝見することになった訳です。

解説シートには一品一品、研ぎすましたような解説が付されています。
アナウンスと言えば獲物が飽きないように染付けの由来を、歌舞伎から、和歌から、江戸風俗からと縦横無尽に引き出してまいります。
名刺をいただいたところ、「岸間健貪」とありました。

趣味の名刺です。
名を健貪と書かれておりますからペンネームならぬコレクターネームということでしょうか。
Kendonとおよびするようです。

さては面妖な呼び名ではあります。

「慳貪(けんどん)」という言葉があります。

帰宅してから『精選版 日本国語大辞典』で調べてみました。
(「慳」は物惜しみすること、「貪」はむさぼること)とあります。
1.けちで欲が深く、無慈悲なこと。思いやりがなく、冷淡なこと。無愛想なこと。また、その様。
2.(倹飩)うどん、そば、酒、飯などを売る時、一杯ずつの盛りきりで、代わりを出さないもの。
3.慳貪箱の略
4.慳貪女郎の略

3と4は江戸の風俗ですから除外いたします。

前述したとおりの親切な紳士ですから、1はまったく当てはまりません。
とすると残るは2.ということになります。
アイテムはそば猪口ですから、いかにもニュアンスが近い。

コレクターですから、自らから信ずるものを集めるどん欲にも掛けておられるようです。

そば猪口の由来ってものを調べていくと、使い勝手がいいものだから、蕎麦の付け汁を入れすする器だけの用途ではないようです。
酒を飲むちょこであったり、酢の物などを配した向付など雑器としても使用されたようです。
くわしいことは買い求めた、岸間健貪氏の著書『絵解き謎解き』を読み解くことにいたします。


絵解き謎解き 江戸のそば猪口絵解き謎解き 江戸のそば猪口
(2012/11/07)
岸間 健貪

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 読書趣味おしゃれに旅健康 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<そば猪口を生きる | 三保小次郎日誌 | “the Imperfect”、岡倉天心『茶の本』>>
この記事のコメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
∧top | under∨
| 三保小次郎日誌 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。