異次元金融緩和第二弾“「量的・質的金融緩和」の拡大”は逆噴射か
2014-11-02 Sun 16:32
風がありません。

ないだ空でタコを揚げようと、ヒモを強く引くと失速します。

そう異次元金融緩和第二弾“「量的・質的金融緩和」の拡大”は、タコのヒモ、逆噴射ではないか。
一年七ヶ月前、黒田は豪語しました。
「戦力逐次投入で2%達成無理、必要な政策全て講じたと確信」

2014年10月31日、日本銀行のペーパー“「量的・質的金融緩和」の拡大”は四ページ足らずの短いものです。
これによると、以下二事項について賛成5反対4と割れ、賛否が拮抗したと伝えられています。
(1)マネタリーベース増加額の拡大
(2)資産買入れ額の拡大および長期国債買入れの平均残存年限の長期化

率直な疑問は「なぜ今なのか、何のためか」でしょう。

第一弾にそれぞれ+αですから、誰がみても「「戦力逐次投入」です。
タコのヒモです。
当日、GPIFの株買いもセットされ、第二弾は一気に消費増税10%引き上げの地均し、環境の整備にかかったといえそうです。

あざとい奴らです。
タコ(株)さえ上がれば、景気は良くなる、良くなったと言い張る。
この後は財務省のピエロ安倍が、決断という儀式を上手に演じ切るのでしょうが、実弾の切れたタコは失速するしかありません。

痛んだ庶民の財布は消費増税10%でさらに窮乏化するからです。

1990年代初頭、人口ボーナスは消えました。
若者は減り、労働力は確実に老朽化しています。
自然成長率は1%を割っています。

神風が吹くと考えているのはウルトラ右翼の安倍政権中心メンバーだけでしょう。
吹くのは逆風です。
そしてすべての弾は撃ちつくされました。

タコ(株価)は飛び跳ねましたが、そのまま浮揚し、大空を舞い上がるでしょうか?
そうは思えません。
風がないのに、浮揚するはずがないからです。

「戦力逐次投入」を容認し、この国を奈落に突き落とす決定をした人々を記録し、記憶しておきたいと思います。

[賛成者]
黒田 東彦 (総裁)
岩田 規久男(副総裁)
中曽 宏 (副総裁 )
宮尾 龍蔵 (審議委員)
白井 さゆり(審議委員 )

[反対者]
森本 宜久 (審議委員 )
石田 浩二 (審議委員 )
佐藤 健裕 (審議委員 )
木内 登英 (審議委員 )
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