借金すると利息がもらえる?マイナス金利の世界
2014-10-26 Sun 11:34
度肝を抜かれるニュースが年に二度や三度はあるものです。
それも一時で、週もかわれば自然と忘れてしまう。
後々振り返っても何を驚いたのか、思い出せないことも多い。

「借金すると利息がもらえる。」

???

このニュースが大さわぎにならない理由の一つのは、見出しにありそうです。

「マイナス金利 異例の領域 新発の国債入札で初めて 緩和の余波広がる」
(日経新聞2014.10.24の記事を下段に転載)

マイナス金利というのがピンときません。

すこし記事を読んでみましょう。
“財務省が23日実施した新規発行の短期国債(3カ月物)入札で、金利が初めてマイナスとなった。通常は借金をする国が投資家に利子を支払うが、マイナス金利とは投資家が利子を逆に負担して国債を購入することで、極めて異例な状態だ。”

平たくいうと金を貸した方が金利を支払う?という逆転現象が起こっている。

“なぜこうした事態が起こったのか。銀行は投資マネーを運用するためだけでなく、日々の資金調達の担保に使うため一定の国債を保有する必要がある。大規模緩和で国債の流通量が減ったため、民間金融機関はマイナス金利による国債購入を迫られた。”

つまり日銀が国債を「買い占めた」ために、日々の業務に支障が出るほど、国債の供給が逼迫したわけです。

麻生財務相は、おおように「いろんな金利あっておかしくない」 とコメントしていますが、記事のまとめは日本国が稼げない国になっているのをはからずも浮きぼりにした。

“金利の低下は住宅購入や設備投資を後押しして経済活動を高める効果がある。ただ投資信託などには運用難という副作用もある。個人が株式投資する際の待機資金の受け皿となるマネー・リザーブ・ファンド(MRF)は、短期国債など安全性の高い資産への投資が中心だ。運用利回りが急低下して投資家が得る金利は普通預金を下回る例も出てきており、一般投資家にも余波が広がっている。”

正常の姿とは真逆です。
国債を買って金利を受け取るのではなく、金利を付けて引き受ける。
ああ、分かりにくい。

この分かりにくさこそ、この国のどん詰まりを予感させるものです。

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マイナス金利
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