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2014-08-24 Sun 20:54
タイ代理母出産ニュース報道の中、男は「毎年10〜15人の子供が欲しい。100〜1000人の子供をもうけたい」と話していたそうだ。
「壮大」計画にも見えるが、さほどのことはないと思い出すことがあった。 六七年ほど前に読んだ、 ニコラス ウェイド 著・安田喜憲 監修『5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった』 (イースト・プレス 2007/9/1)の次の一節を思い出す。 “ペルシャのモンゴル王朝、イル汗国の宰相となった14世紀のペルシアの歴史家ラシード・アッディーンの歴史書によれば、チンギス・ハーンには500人近い妻と愛人がいた。そのうえ、部族を征服するたびに女性たちを新しい戦利品にして自分のハーレムに連れこむのが日課だったという。 (中略) チンギスは生殖になみなみならぬ関心を寄せていた。この熱意は4人の息子たちも引き継ぎ、うちひとりは40人の息子をもうけたという。でぎるだけたくさんの父親になろうというのは、チンギスと息子たちが考えぬいた方針だったように思える。 では、チンギス・ハーンの生殖計画は実際にはどれほど成功したのだろう。タイラー・スミスらの計算では、モンゴル帝国の領土だった土地に暮らす男性のじつに8パーセントはチンギス・ハーンのY染色体を持っている。これを世界の男性人口に換算すると、約0.5パーセントを占め、人数にして1600万人にも上るのである。”(P.297〜298) 人工授精があったらチンギス・ハーンはどうしたか。 チンギス・ハーンは彼の計画を理解するだろう。 だがはたして性欲なき生殖を選択したか。 などなど考える。 性欲を超えた生殖を構想するが、思考しきれない。 ああ凡庸なり。
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