2016-03-29 Tue 16:06
町田駅南口の蕎麦屋が一軒閉じました。
昨年の大晦日に「突然死」です。 解体中の店に遭遇し、ガラス戸にはり付いた張り紙をみてがっくりきました。 熱かんに筍煮物、鮎甘露煮、天麩羅。 いつも和服のおかあさんと挨拶も交わせずお別れです。 ついぞ二階に上がることはありませんでした。 おかあさんのお兄さんか、弟さんがつくっていたと思うのですが、会うことができませんでしたね。 町へ出たって、目的という目的なんかありません。 ぶらりと立ちより、ちょいと一杯ひっかけ、ざるでもすすれば気分が落ちつく。 冷やでもいいし御燗でもいい。 暇つぶしした『存在と時間』も平らげ、少しグズグズしていたら、ろくなことがない。 やることがいよいよ少なくなって、とうぶんハイデガー著・木田 元監訳『現象学の根本問題』の研究でお茶を濁そうと思います。 ![]()
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