2015-11-22 Sun 09:32
ありふれていて平穏で緩やかな生活とその空間。
それを守る、もっと強くいえば死守する。 それをコンサバ、保守主義(Conservatism) と片づけることは許されないだろう。 そこに通底する思いが政治や社会を動かしている。 日常空間が崩れた瞬間、おぼろげな予感が不安へと膨張する。 根底から突き上げる不安。 自爆も乱射も、しかしそれは始まりに過ぎないのかも知れない。 自爆テロは西洋文明との心理戦に持ち込んでいる。 その最大の脅威が原発テロだ。 米英仏のアフガニスタン、イラク、シリア軍事介入によってパンドラの箱が開いた。 ISIL(自称「イスラム国」)が地上に飛び出てきた。 自爆テロ(suicide terrorism) suicide?自殺? キリスト教的解釈。 イスラムの怨念? コッポラ監督の『ゴッドファーザー PART II』だっだと思う。 ヴィトーの後を継ぎゴッドファーザーとなったマイケル・コルレオーネは、1958年末ファミリーの利権を拡張すべくキューバのハバナに降り立った。 空港からの車中、フィデル・カストロ率いる反政府ゲリラと警官隊との戦闘を目撃する。 一人のゲリラが爆弾を抱え警官隊へ向かって身を投げた。 彼はその時共産ゲリラの勝利を予感する。 命を捨てている。 七十年前日本は6418人が特攻[神風特別攻撃隊]によって「自爆」した。 国家の命令である。 彼らは違う。 何が違うのかつぶさには理解できないが少なくとも「特攻」ではない。 そして自らの宗教的信念によって、命を放棄した者に勝利できるだろうか、そんな思いを巡らす。 ヨーロッパが壊滅するシナリオ。 そのターゲットは原発だと予感されている。 フランスを取り囲む国々、ドイツ、イタリア、英国、スペイン、オランダなど欧州中枢が放射能に汚染される。 当然ながら放射性物質が撒き散らされるだけではなく、名もなき「善良な市民」から安心立命の日常が失われる。 フクシマが予言されている。
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