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四千万分の3
2015-06-19 Fri 15:27
老年期を生きている年金三人組(平均年齢66歳)の共通のテーマは、老年期を生き抜くために必要な資金を準備すること。

せいぜい10から15年。
二、三十年の高望みはしない。
寿命ははるか手前でつきるだろう。

その間心身と生活費を保つことを考えている。

当初は減らさない戦略にこだわっていた。
しかし低金利の中で手持ちの資産が目減りしても、増えることはないと確信するようになった。
年金収入と預貯金の取崩しで乗り切ることは難しいそうだ。

なにせ別表のとおり、平成23年度末で公的年金受給権者数は六千九百六十五万人だ。
重複を取り除くと、およそ四〇〇〇万人が年金を受給しているといわれている。
国民の三人に一人が「食わしてもらう」人口だ。

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1

出典=国立社会保障・人口問題研究所企画部「社会保障統計年報」

さらに今後二十五年(2040年がピーク)にわたって、65歳以上の人口が増加していく。

1,200兆円(2014年)の政府総債務残高を抱えたまま、やりくりは難しい。
年金三人組は4千万分の3にすぎないが、メガトレンド(megatrend)は見えている。
分母は増えつづけ、じりじり破綻へ向かっていく。

三人組の一人H氏の見解によれば、年金破綻は最後らしい。
リスクの高い順に並べると、
医療>介護>年金
だそうだ。

トライアングルの一つが外れたら、老後生活はどうなるか?

もっとも慎重派で、近ごろ悲観論に傾いているI氏が言い出した。

「国が沈むと円も沈むよね。オレ、近ごろ円をドルに替えて持っておこうかと考えるようになった。」
ぼくらは彼のシンプルなアイディアに飛びついた。
こうして年金三人組は、減らさない戦略から、減らされない戦略に転換したのだった。

*クリック拡大

2

僕たちは四半期毎に試算表をつくるようになった。
まず着手したのは、バラバラになった預金通帳や登記簿謄本、土地売買契約書などなどの「元帳」から数字を抜き取り、一表に集約する。
いったいローン、借財を引いた残り、純資産はいくらあるのか、これを確かめなければいけなかった。

これを時価評価する。

株は日々変動するが、時価は明確だ。
不動産や減価償却資産は少し手を掛ける必要があるが、前者はネットから調べることができる。
後者は税理士の作成する財務諸表からつかむ。

こうして時価評価したのが、「純資産 Asset allocation一覧表」である。

ポイントは海外金融資産比率だ。
ドル建資産を増やし円資産を減らしていく。
これだけの戦略だ。

九十近い母親と一緒に暮らし、老老介護のI氏。
数字を追うのが日課になり、楽しいようだ。

H氏はリハビリ病院。
十一月、次女の結婚式に出席できるようリハビリにはげんでいる。

僕は91になる母と95の母の姉の介護付老人ホームの保証人。
義母も秋田でホームのお世話になっている。
シンプル戦略だけで乗り切れるとは思っていないが、三人組で話しができるのは思いもかけない楽しみとなっている。
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