スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
壊れたテレビは直さない
2015-06-11 Thu 15:35
若者は老人がなくしたもののほとんどすべてを持っている。
老人が持っているのは、年金と財産所得ぐらいのものだ。
財産所得とは、金銭・有価証券・土地・建物などの資産を所有・運用することから生じる所得で、利子所得・配当所得・賃貸料所得などだ。

したがって働き稼ぐことのできなくなった老人はそれにしがみつくのである。

しかしバブル崩壊以降財産所得は減るばかりで、同時期若者が就職難にあえいだように、これを所有する老人層は伸び悩む収入に首を傾げてきた。

1,991年バブル絶頂期、家計が受けとった財産所得はピークをむかえ、38兆円に達していた。
これが直近の2,011年には、12.1兆円と激減している。
往時の31.8%にすぎない。

この国は若者も財産が生み出す果実もともにないがしろにすることで生きのびている。

さて若者には培われていない、老人のもう一つの特性がある。
長期的な見方をできるようになる経験を積んでいることだ。
もちろん老人にもよるだろうから、長期的な見方を養い、チャンスを生かした老人をとりあげよう。

1,986年から1,991年のバブル景気で数倍増した土地資産。
ピーク時をこれを売って逃げ切ったのは約60万人、働き手の0.9%だという税務データがある。
ペーパーで計算された「含み益」ではない、バブルの果実を実際にもぎ取った人たちの実績データだ。

ピンポイトンで当てた人たち以外にも、バブル崩壊過程のなかで、売りぬけた人たちもピンポイント・ヒットマンの仲間に加えてみることができそうだ。
おおよそ1,998年までに売りぬけた人たちも含めよう。
1,991年から1,998年頃に土地や株を現金・預金に移転し、もぎ取った果実ー高度成長期の蓄積ーが、今日の余裕層(富裕層)の資産形成の基礎になっていることは余り意識されていない。

それでも働き手の4、5%といったところだ。

彼らは何にすぐれていたのだろう。

確実に言えるのは、長期的に日本の経済、社会がどうなるか、そのことに目をこらしていた。

長期的な見方をすることで、目先の変化や変動にとらわれない。
長期的な見方にたつことで、認識の精度を高める。
決断の確実性を保つ。

実行にゆらぎをもちこまない。

長期にわたり影響を与えるのは何か。

たとえば毎日毎日ニュースを追っているときっと長期の見方はできなくなる。
壊れたテレビは直さない。
買い替えない。

結論が出るのは十年後二十年後だ。
長期的な作業に取りかかるのだから、短期的を排除して何の支障もない。
そして、それが一番できないことだ。
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 道具・方法は知の増幅装置 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
| 三保小次郎日誌 |
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。