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金の急落はデフレの可能性を折り込んでいる
2013-06-28 Fri 09:58
期待インフレ率を高めることをねらった異次元緩和から3カ月、しかし世界経済は真逆のデフレに向かっているのかもしれない。
デフレは日本経済のバブル体質がもたらした固有の問題とされてきたが、中国を軸とした世界的な供給過剰によって、先進国はデフレという「日本病」を共通に抱え込むことになった。
そして今週もっとも衝撃をうけたのは、日経電子版・NY特急便米州総局・伴百江の次の記事〈有料会員版〉だ。

“金急落はデフレの先取りか”

「足元は緩やかに回復している米経済だが、金の値下がりは近い将来のデフレの可能性を先取りしているとの懸念も出てきた。
(中略)
 米市場関係者が注視しているのは、商品の中で特に下げ幅が大きい金先物の動きだ。金先物は年初から約24%も値下がりした。2008年のリーマン危機後に強まった比較的安全な資産への資金逃避と、量的緩和によるマネーの膨張でインフレ圧力が高まるとの観測から買われ続けた金。12年半ばに高値を付けた頃が金価格の頂点で、すでにバブルははじけたとの見方が大勢だ。」

「すべての投資期間について、株式と債権はインフレと負の相関を持つ。一方、商品先物のインフレとの相関は正であり、また、長い投資期間では統計的に有意である。〈P.44〉」
(ゲイリー・ゴートン、ゲールト・ルーヴェンホルスト『商品先物の実話と神話ー資産運用における商品投資の有効性について』日経BP社・2006/11/16)

同書は、各種資産(株式・債券・商品先物)のインフレとの相関〈1959年7月〜2004年12月〉を分析している。
デフレについてはふれられていないが、論理的にインフレとは正反対の相関を想定していいだろう。
すくなくとも、19世紀後半のイギリス、バブル崩壊後の日本などの個別国における事例などはあったが、もし世界経済が全般としてデフレに向かうとすれば、世界資本主義史においてはじめての経験である。

景気循環に敏感に反応するのもまた商品先物の特徴であるから、うがちすぎないかもしれない。
しかしながら、水野和夫氏の一連の著作を読み込むならば、世界デフレで表現される近代の限界が見えてくる。

『100年デフレ』
『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか 』
『世界経済の大潮流』


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