2012-10-28 Sun 09:54
邦題は『楽しき人生』。
原題は、『楽しい人生 즐거운 인생(チュルゴウン インセン)』だそうだ。 「き」と「い」との違いがどこにあるか、考えてみたが、微妙すぎて分からない。 湖面のように安定した水面がかなたへ途切れなくつづくことか。 サーファー、トレーダーのごとくより大きな波動に挑むことか。 「楽しい」と「楽しき」は、そのわずかなディファレンスによって、人生の静的側面と動的側面を思い起こさせる。 監督は『王の男』のイ・ジュニク、主演も燕山王の狂気を演じたチョン・ジニョン。 学生ロックバンド活火山のリーダーの葬式で再会したメンバー。 リーダーの息子を加えバンドを再結成する。 はかないもの、それは青春、バンド、ロックンローラ。 結婚生活も、社会人生活も、何もかもが途上の中年男たち。 「僕は失ってしまったんだ ずいぶん前に 青い空の下 燃えていた僕を.. もう立ち上がって 僕の夢探して行くよ 世の中に投げられた僕の心 息を殺したまま飼い慣らされてきたんだ」 短髪のチャン・グンソクは一等魅力的だった。 ロックの何が魅力か? 「い」と「き」の、しちめんどくさい人生を、気持ちよくラブソングにかえてしまうこと。 「歌うんだ 楽しい僕の人生よ 最後まで歌うよ 僕は君に向けて 僕は狂ったように叫ぶんだ これがまさに僕の楽しい人生 どんな誰より大切な まさに君! まさに僕だよ 最後まで歌うよ 僕は君に向けて 僕は狂ったように叫ぶんだ これがまさに僕の楽しい人生 君がいて僕は幸せなんだ」 [注]「楽しき人生」の歌詞の翻訳は、“Annyo〜♪韓国ドラマOST&K-POP歌詞和訳”から引用いたしました。
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