FC2ブログ
 
イデオロギーとしての円高災禍(さいか)論
2011-12-07 Wed 16:37
今日、手をかえ品をかえくり出される、すべての円高災禍論はイデオロギーです。
国民全体の利益ではなく、輸出産業(大企業)という特定の利益を守り、代弁しているからです。
マスメディアは毎日途切れなく「円高は災禍」であると吠えつづけています。

輸出産業という特定一部の利益を守るために、円高がこの国に災禍をもたらすというイデオロギーを戦後六十六年間にわたって垂れ流しつづけています。

日本国民はパブロフの犬です。
「円高」と聞けば、悪、災禍、不安をかき立てられ、顔をしかめ未来に暗雲が立ちこめたような気分に陥ります。
悲しい習性です。

自分の頭で考える前に植えつけられてしまったイデオロギーの奴隷です。

明治33年(1900年)、夏目漱石がイギリス留学したおり、文部省への報告書に「物価高真ニ生活困難ナリ十五磅(ポンド)ノ留学費ニテハ窮乏ヲ感ズ」とあったそうです。
当時のレートを知る由もありませんが、中学から高校にかけて、1ポンドは千円と記憶していましたが、調べてみると昭和45年(1970年)には864円になっていました。
ついでに言えば、大学を卒業した昭和45年のころはまだ1ドル=360円の固定レートでした。

「何がいいたいのか?」
今日のレートで1ポンドは121.35円です。
円はボンドに対して、7倍以上も価値があがったのです。

これがなぜ悪なのか、災禍としか感じられないのか、ぼくには理解できないのです。
関連記事
スポンサーサイト



別窓 | 事実データ&思考 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
| 三保小次郎日誌 |