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生老病死のはざまーアンチエイジングの誕生ー
2011-11-22 Tue 14:37
アンチエイジングについて、対立する考え方が示されてあった。

〈朝日新聞11月19日耕論「アンチエイジング」〉
・米井嘉一(よねいよしかず)「“病的な老化”予防できる」
・本川達雄(ほんかわたつお)「寿命が延びて不安が延びた」

高齢化がすすみ平均寿命が伸びたことで、寿命の概念が拡張された。
平均寿命のうち、要介護や寝たきり状態など、自立した生活を送ることのできない期間は男性で約6年、女性で約8年。
それは「死」にひとしい、あるいはそれ以上の苦痛の時間か。

老化は個人差が大きい。
寿命も健康寿命も、誤差の範囲と考えることもできる。
その個人差(誤差)をめぐって老いたる者は老いの存在を持て余す。

健康で自立した生活を送ることのできる「健康寿命」が保てるか否か。
年々増大する高齢者群の不安をかきたてるか、あるいは希望の時間となるか。
それはまだ分かっていない。

人類が新たに抱え込んだ問題ともいえる。

本川の考え方は紙面だけでは充分伝わっていないので、補足しておこう。

“ヒトの寿命は、本来四十歳程度。だって四十歳代で老いの兆候が表れますよね。老眼になる。髪が薄くなる。閉経が起こる。
自然界では老いた動物は、原則として存在しません。野性生活だったら、ちょっとでも脚力が衰えたり目がかすんだりすれば、たちまち野獣の餌食になってしまいます。また、体力が衰えれば細菌の餌食にもなりやすいものです。
(中略)
だから生物学的に言えば、生殖活動が終わった者は、すみやかに消え去るのが正しい生き方なのですね。
(本川達雄『生物学的文明論』P.205~6)


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全編を読み込んでいくと、生物学的発想以上に文明論的視点を色濃く感じる。

対して、米井さんの提案は簡潔で実践的だ。
30代から病的な老化を予防し、介護のいらない高齢者になりませんか、ということです。
(中略)寝たきり状態ではなく、ごきげんに過ごせる期間を長くする。


還暦をすぎたるころともなれば、それは誤差の問題と達観することはできない。
今から間に合うとも思えないが、その「差」を意識せざるを得ないのである。
ジタバタした後、「すみやかに消え去る正しい生き方」を身につけたいものだ。
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