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水野和夫『終わりなき危機』ノート2
2011-09-25 Sun 15:27
第1章 陸と海のたたかい―地理的・物的空間と電子・金融空間

□近代という仕組みは、500年の成熟をへて資本利潤率の趨勢的低下をまねき、システムの危機にひんしている

・16世紀に起源(コロンブスとヴァスコ・ダ・ガマ以来)をもち英国と米国が築いてきた「海の時代」は、OPECが引き金を引いた石油危機によって交易条件の悪化をまねき、ベトナム戦争の敗北で市場の拡大を阻止され、最大の危機をむかえた。
・成熟化とは経済的側面から捉えれば、実物投資に対する利潤率が低下することにほかならない。

□1974年、近代はピークをつけた(実物投資をしても儲からない)

・1973年度19.4%あった日本の大企業(製造業)のROEは、2008年度にはマイナス2.32%を記録、長期わたって低下しつづけた。
・日米の売上高営業利益率は、1974年以降ともにマイナスしほぼ同じ率で低下している。

□近代の終焉(交易条件の悪化)

・先進国と途上国の間の交易は不等価交換であったし、先進国の近代化(工業化)のための与件であった。
・二度にわたる石油危機で、先進国の交易条件は循環的ではなく傾向としてはっきりと悪化しはじめた。
・1994年平均で一バレル=17.2ドルであったWTI先物原油価格は、高騰をつづけ2008年には99.6ドルを付け、製造業の売上高変動比率は上昇し、利益の構造を失っていった。

□近代の終焉(地理的・物的空間の膨張が止まった)

・1970年代前半、米国のベトナム戦争敗北に象徴されるように、「地理的・物的空間」の膨張が止まり、海の時代のシステムを維持できなくなった。
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