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「断層の千年にひとたび動きたれば」
2011-03-14 Mon 09:58
人の関心はすぐに薄れます。

書棚の一角に、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災に関する20冊ばかりの本があります。
平成七年、学生のように耐震設計を学び直したわずかな形跡というわけです。

死者約六千人、全壊家屋10万棟、最大加速度800galを記録した地震の教訓は、
この国に枢要な知見、知識、知恵として蓄積され、生かされてきたのでしょうか。
がれきの山が取り除かれるにしたがい、心のなかからも消え去ってしまうものなのでしょうか。

断層の千年にひとたび動きたればあはれ人間の命果てたり
                      安嶋 彌
(『悲傷と鎮魂ー阪神大震災を詠む』1995年4月・朝日出版社刊から)

歌人と、学者の立場は異なります。
後者が軽々に千年を持ち出すことには許し難いものがあります。
阪神淡路大震災の時がそうであったように、再び「千年に一回のアクシデント」が持ち出されています。

NHKをはじめとした各テレビ局において、
東北を拠点として津波研究をされてきた今村文彦さんが、
唐突に千年前にあったとされる貞観(じょうがん)地震を持ち出し、
千年に一度論を持ち出されたことに少なからずショックを受けました。

みずから委員長を務めた土木学会津波研究小委員会編『津波から生き残る―その時までに知ってほしいこと』のなかにおいても、
津波から生き延びるための方法に触れ、人はなぜ逃げないのかの心理と対応について、
具体的に提案してきたはずです。

なぜ今「千年に一度論」へ逃げ込もうとするのか。

菅直人政権がファッショ化の歩みを明確に踏み出した3月14日、
学者は言い訳に、
政治は強権発動の理由にそれを使う、恐怖の時代が一気に迫ってきたようです。


津波から生き残る―その時までに知ってほしいこと津波から生き残る―その時までに知ってほしいこと
(2009/12)
土木学会津波研究小委員会

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