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移動平均線研究8ー若き人へー
2010-10-07 Thu 07:12
ハナミズキ実

ハナミズキが色づきはじめた。
今年はことのほか珠玉の実をつけている。
あの果てるとも思えない猛暑の熱が結晶したように。

すべての葉が散りきるまで、ハナミズキといっしょに秋を楽しもう。

そして、灼熱がさまたげていた思考を季節のなかでとりもどそう。

ハナミズキ葉

といっても、移動平均線の考察は終わらない。
まだはじめたばかりだという気がする。
この秋は、気長に移動平均線ツールのことを考えぬいてみようと思う。

俗説はいつまでたっても死に絶えないものだ。

ふとかたわらを見るとびっしりと縁石のすき間から雑草がのぞいている。
すっかり根っこから引き抜いたはずなのに、生き返ってくる。
やっかいな雑草たち。

移動平均線の庭にはえる雑草とは、ゴールデンクロス・デッドクロスのことだ。

短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けた時、トレンドは上昇に転じ、買いのチャンスだ。
反対に上から下に抜けた時は売りのタイミングだ。
シンプルで、一点の曇りもなく判断が下せる。

しかしチャートをただ眺めるだけでは見えなくても、自作した者なら分かることだ。

分足、時間足、日足、週足、月足、年足とある。
5分、15分、30分、あるいは6週、13週、26週といったように、それぞれ3つのサイクルの移動平均線を描くとしよう。
6足掛ける3サイクルであるから、一つの相場に対して一度に18の移動平均線が「存在」する。

たとえば日経平均であれば、同時に18の移動平均線を描くことができるのである。
さらに移動平均線は補助線なのだから、理論的に数百、数千のそれを描くことができる。
期間の取り方を変えれば、さらに無限に移動平均線を引くことができるだろう。

仮に18の移動平均線で止めておこう。
18もあれば、ゴールデンクロス・デッドクロスの一つや二つ発見するのはわけないことだ。
時間サイクルのいくつかを掘り返せば、その種の現象はすぐに見つかる。

そんな程度の現象をとらえて、何か特別のサインであるかのように言い立てる。
めずらしくもない現象を何か特別の現象であるかのごとく、祭り上げる。
それは稀有だから価値があるのだろうが、理論的にはマレでもなんでもない。

すなわちゴールデンクロス・デッドクロスは俗説である。

何も特別の現象ではない。
取り立てて言うほどの事象ではないのである。
こんなことも分からないで相場に踏み込むのは無知というしかない。


なのに俗説が一流紙に堂々と特集されるのだからあきれる。

他方、なぜ無知が放置されるのか。
この疑問にこたえることは違った意味で興味深い。
手軽で便利で万能な何か。

そんなものがこの世に存在している?

まとめておこう。

相場はただ数字を打ち出す機械のようなものだ。
毎秒、毎分挙動する数字があるだけである。
数字のランダムな羅列を、時間フレームの中にグラフとして定着して、はじめてその姿に触れる。

何度くりかえしても価値は薄れない。
移動平均線は補助線の一種だ。
時間サイクルをかえれば、何本でも描くことができる。

マーケットは自分の描いた複数の時間サイクル上に、複数の移動平均線として同時存在する。

時間サイクルをかえれば、異なるシグナルを出すのは当然のことだ。
分足は買いを指示しているのに、日足は売りのサインを出す。
複数の時間サイクルがあるのだから、相反するシグナルが存在する。

では何が正しいサインか。

どう対処するか。

分足よりは時間足、時間足よりは日足、日足よりは週足、週足よりは月足、月足よりは年足だ。
望遠鏡をつかんで、より広い範囲を見渡す。
相場を知っている者なら、短いそれを捨て、より長い時間サイクルに取りかえ、相場を見直すことだろう。
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