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風の抜けない建築物はコロナから免れることはできない
2020-08-04 Tue 10:26
 たかだか半年で世界が激変した。

 その中にあって、文化とよばれる社会システムは生き残り、さらに強化され、機能しつづけている。

 外から帰れば下履きを脱ぎ、手洗いをする。
 沐浴する。
 疫病が流行りだせば外出するときにはマスクをつける。

 これは縄文や弥生時代から様々な疫病や近年ではスペイン風邪によって定着した社会システムだ。
 コロナ禍、ウイズコロナ、アフターコロナ と進む中で、何が付け加えられるのか。
 言い換えれば文化として生き残った社会機能である。

 social distance(ソーシャルディスタンス)、三密・・・。
 新しい生活様式は、我々が築いた文化に加算される何かだろう。
 それはまだ分かっていない。

 コロナ禍の中で繰り返される「社会実験」によって、淘汰され、定着していくものだ。

 建築を職業としてきた筆者は、家や建物の中を流れる「風」、通風がポイントだと考えている。
 マンションやビル建築はそれを失った。
 都市文明が失われてはならない。

 通風が確保された建築空間は多分コロナから解放されていくだろう。

「建築が文化だって?」
 そう、建築は文化だった。
 マンションも、鉄筋も、プレハブも、空調も建築文化を破壊してしまった。

 元には戻らない。
 しかし通風は健康住宅の、コロナと対抗する主要な建築装置である。
 風の抜けない建築物はコロナから免れることはできないからだ。
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マンションか戸建てか?
2020-08-03 Mon 07:28
 いつの時代も、二者択一で問いかけられるとあったはずの確信がゆらぐ。
 腰を痛めて弱気になった時期があって、鍵一つで戸締りのできるマンションへの住替えを検討したことがあった。
 けれど戸建て生活が身についていて、マンション暮らしは想像もつかない。

 そのためか当初はマンション暮らしの利点にばかり目が向いた。

 近くに建設中のタワーマンションのモデルルーム公開に出向いた。
 夜景の魅力は都内のホテルや、友人のテラスから十二分に魅力は感じていた。 
 そのモデルルームは天井高が4mで、ペントハウス仕様だったようだ。

 それでもまちちました印象、狭苦しい感じはぬぐえなかった。
 
 一方向からしか自然採光の取れないから、奥になるほど薄暗い。
 風の抜けない構造が息苦しい。
 帰宅してから、共同住居、つまりは否応のない共同生活のわずらわしさが気にかかった。

 実態を調べてみると、現在のマンションストック総数は約654.7万戸(平成30年末時点)。
 日本国にマンションが建てられて以来、建替えが実現した棟数は300棟に満たない(平成 31 年4月1日現在)。 
 つまり0.23%、1000棟に2棟だ。

 共同という冠は付いているが建て替えもできないのだから、「共倒れ」住宅である。

 マンションの選択肢を捨て、二階から一階へ、リフォームした住まいに引っ越して二度目の夏を迎えた。
 二階に比べれば、はるかに涼しい。
 除湿だけでも、一階の住居スペース全体が涼しく、快適に過ごせる。

 どこも切れ目なく涼しい。
 主道路側には窓を取っていないが、風は全室を流れる。
 父母も暮らした一階住居は29回目の夏を迎えた。
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バスタオル派、それとも手拭い派
2019-12-07 Sat 10:57
 バスタオルを使わなくなりましたね。
 バスタオルは水を拭った感触が弱いようです。
 バスローブは部屋風呂を出てくつろぐのに快適ですが、水分を切っていない、拭われていない触感にはなかなか慣れなませんね。

 もっぱら手拭いです。
 どちらも綿ですが、1本目はタオル地、2本目は平織の手拭いが気持ちいい。

 1本目で素早く水分をすき取ります。
 2本目、乾燥した手拭いのからっとした感触が、わずに湿った肌をふき取っていく。
 さっぱりいたします。

 それに、体が硬くなったのでしょう、かさばったバスタオルでは拭きにくくなりました。
 手拭いの方が扱いやすく、全身くまなく拭えます。
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「令和って、なんか江戸時代だよね」
2019-11-26 Tue 08:46
 官房長官が反社会勢力某氏と固い握手のツーショット。
 昭恵武人の招待枠。
 しら〜とシュレッダー。

 何が起きても安倍政権の支持率は落ち切りません。

「リーダーは替えたくない」
 そんな国民の過半の盤石な意志を感じます。
 
 なぜだろうと考え込んでしまいます。

 収入は上がらない。
 でも物価は安定しているから現状が悪くなったとは言えません。

 厳然たる格差社会がしっかり機能しているのです。
 低所得者は低所得相応の暮らしが成り立っています。
 高所得者はバブル期と変わらぬ快楽を貪っています。

「なんか江戸時代だよね」

 歴史に興味がありそうには思えない若者にそう告げられて妙に納得いたしました。
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出戻り息子と家族会議
2019-11-07 Thu 09:51
 息子が戻ってきた。
 出戻りである。
 家庭の事情はそれぞれだから、理由はカットする。

「夫婦二人の生活は寂しいはずだから、良かったね」とはいかない。

 それそれが生活(実態)と生活パターンを持っている。
 別個の原理や動力で動いている。
 勝手気ままに生きている部分がいつの間にか膨らんでいるのだ。

 夫と妻、親子という関係性は通奏低音かも知れないが、普段は静音で波風は立たない。
 しかし個は違う。
 干渉されたくない個がそれぞれに出来上がっている。

 そうした主張も持っている。

 で生活空間を共有しているのだから、当然に干渉が発生する。

 ただし、この干渉の意味は少し違う。 
「他人のことに立ち入り、自分の意思に従わせようとする。」とはまったく異なる。
 むしろ、「物理学における波の干渉とは、複数の波の重ね合わせによって新しい波形ができることである。」に近い。

 つまり我々三人は家族というチームである。

 最高のチームであるにはどういう手を打ったら良いか、と考える。
 
 30分かそこらだが、何事かあると家族会議を開くことにした。
 先日のテーマは「家の外装工事の見積を検討する」だった。
 七十代の我々はこの家に住んでも目一杯で15年を超えることはなさそうだ。

 そのあと息子が住むのか、売っぱらうのか。
 メンテナンス費用が二百万をこえていたから、長期の在り方にも触れることになった。
 もちろん結論や決意といったものに到達はしなかった。

 けれどチームとして問題意識は共有することはできたようだ。

 チームとしては上々の成果である。
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