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最後の砦自動車メーカーと日本の没落
2020-08-06 Thu 17:03
 インターネット時代の到来した今世紀、急速に家電メーカーが没落し、日本の衰退が顕著になった。
 東芝、NEC、シャープ、ソニー、パナソニック、日立製作所、三菱電機、富士通・・・ と見る影もない。
 そして残る中核産業である自動車メーカーも没落の兆しを濃くしている。
 
 2019年、世界の自動車販売台数は約9100万台であった。
 これが本年15〜20%減少すると推計されている。
 焦点は今後、米国電気自動車(EV)専業メーカーのテラスなどの動向に移っていくだろう。

 サプライチェーンがコロナ禍で寸断された。
 米中対立が激化し、供給先の再編成を迫られている。
 EVはガソリン車の部品点数の3分の2から半数とされ、後者に対する優位性は明らかだ。

 地球温暖化対策の深化、その上に、モビィリティー(移動性)に対する価値転換がコロナに伴って、激変しそうだ。
 そしてEVや自動運転への転換は加速化するだろう。
 日本はその変化に対応できなければ、家電を失ったように、自動車産業を失うことになる。
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定額給付金10万円もいずれ増税返済を迫られる
2020-07-06 Mon 16:52
「現金10万円の一律給付は76%が完了した。」
 報道受けATMで通帳記入にすると、振込入金があった。
「サガミハラトクベツテイガクキユウフ」と記載されていた。

 この10万円はいずれ増税となって返済することになるだろう。

 2008年10月、リーマン・ショック直後の景気対応緊急保証制度の保証承諾件数は150万件、保証承諾金額は27兆円を超えた。
 私の会社は平成24年(2012年)8月に、小規模特別資金500万を借りた。
「当面の運転資金が確保できた」一社であった。

 返済の据え置き期間はなかったが、融資利率は1.1%であった。

 毎月6万円プラス利息額を7年にわたって返済続けた。
 500万はあっといまに費やしたが、返済に長々といたぶられた。
 ただ飯はない。
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コロナはビジネスモデル変革のチャンスだ
2020-07-02 Thu 17:02
「混乱はチャンスだ」
 ペテン師はたいていそううそぶくものだ。
 しかし強者は本気でそう考えている。

 チャンスに強いやつは、混乱の中で新しい戦略をいち早く打ち出す。

 ホテルや旅館、宿泊サービス業はコロナショックで需要が91%引っ込んだ。
 勝者が敗者にひっくり返るオセロゲームが始まっている。

 熱海は伊東園ホテルズでよみがえったと言われるほどであった。
 観光客の消えた熱海を復活させた。

 つぶれかかったホテル、旅館を買い取る。
 固定資産税さえ払えず、二束三文だったと言うが真相はわからない。
 宿泊客の消えた大型施設は解体費が数億でも賄えない。

 不良物件を動かせない土地は二束三文だ。
 それをごっそり手に入れ、そのまま再利用した。
 1円の建設費も出すことがいらない。

 違ったのはビジネス・モデルだ。
 バイキングスタイルで食べ放題、飲み放題で大浴場や諸施設はそのまま利用した。
 廉価なセット宿泊費が売りだった。

 だって建設費はただなのである。
 宿泊サービス業界を席巻した感があった。

 が、コロナで一瞬に明暗が反転した。

 バイキング、大浴場はコロナの巣になりかねない。
 クラスター恐怖で客は震え上がった。
 コロナで彼らのビジネスモデルは敗退したのである。

 同時に、新しい宿泊サービスのビジネス・モデルが出てきているようだ。

 県を跨いだ旅も解禁になるだろうから、「混乱はチャンス」の視点から、旅と宿泊を再考するのも面白いだろう。
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資本主義が民主主義を破壊した
2019-11-09 Sat 08:42
 30年前の今日、ベルリンの壁が崩壊した。
 西が東をのみ込んだ。
 東ベルリンは西ベルリンに、東欧は西側にのみ込まれた。

 民主主義は他に選択肢のない政治体制となった。

 民主主義は歴史的勝者として、「歴史の終わり」が宣言すらされた。
 共産主義の実験もついえたように見えた。
 中共は早晩崩壊するだろうと、予測されていた。

 しかし中華人民共和国は共産党一党独裁によって民主主義を圧殺し、「代わりに」脅威的な経済的発展を遂げた。

 この間に先進国のすべてにおいて、中産階級の没落が進んだ。 
 やがて誰の目にも富める者と貧しい者の二極化があからさまになった。
「格差」という統計的偏差値的小市民的ごまかしから覚醒し、ついえたはずの階級対立を呼び起こしている。

 こうして親和的であった資本主義と民主主義との相性が崩れ始めている。
 民主主義と資本主義が対立し、抜き差しならない。
 どちらが変わるか。

 ポピュリズムはそう選択を迫っている。
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ザッカーバーグに鉄槌、国家主権に抵触するリブラ拒絶
2019-11-06 Wed 16:22
 ザッカーバーグ・フェイスブックCEOは指摘する。
 「中銀・民間銀行による送金・決済ビジネスは時代遅れだ」
 その通りだ。
 
 しかし、問題はビジネスの領域をはるかに超えていた。

 貨幣は価値尺度、流通手段、価値貯蔵の3機能を持つ。
 送金・決済だけならデジタル通貨の優位性ははっきりしている。
 コストも時間もほぼゼロで達成されるからだ。
 
 しかし、3機能をバラバラに分解することができるだろうか。
 3機能から送金・決済機能だけを抜き出し、成立するだろうか。
 
 ドイツのショルツ財務相は、フェイスブックの暗号通貨リブラを複数の法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨であるとし、すなわち「われわれはパラレル通貨は認可できない。明白に拒否する必要がある」と述べた。 
 同然にフランスのブリュノ・ル・メール経済財務大臣は、「リブラは各国が自国の通貨を発行する主権を奪っており、これは劇的かつ予期できない反動を及ぼす」と述べた。
 
 年間6800億円と推定される通貨発行益を私企業が独占していいのか。
 中央銀行と同様に、リブラ協会というコンソーシアム(共同事業体)は最後の貸し手となり得るのか。
 
 1999年ユーロの誕生は、加盟国がその主権の一部をユーロに引き渡し、成立した。
 イギリスのEU離脱問題であからさまになったように、欧州連合(EU)と加盟国の主権問題は壮絶な対立を国内外に生んでいる。 

 リブラが挫折しようとも、ザッカーバーグの「問題提起」から学ぶことは少なくない。
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