2020-09-16 Wed 18:26
腐ったマスメディアが腐った社会をつくる。
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2020-09-14 Mon 17:06
日本が年年歳歳廃っていくのが分からない。
受け入れない。 昨年1人当たり名目GDPが世界第26位で今年はどこまで下がるだろう。 安倍政権最後の通信簿は高得点だそうだ。 JNN(TBS系)が9月5、6日に実施した定期調査によると、安倍政権の支持率が安倍内閣の支持率は「非常に支持できる」(10.7%)と「ある程度支持できる」(51.7%)の合計で62.4%となった。 まだ大国だと錯覚している。 安倍政権は何もできなかった。 唯一の成果は有効求人倍率が向上したことと、失業率が減ったことだ。 しかし、これはアベノミクスの成果ではない。 「少子」高齢化で説明できてしまう。 「少子」すなわち総人口に対する生産年齢人口(15〜64歳)が激減したことで簡単に分かることだ。 1995年生産年齢人口8,716万人のピークから、2020年7,405万人へと、1,311万人減った。 人口比率で、1995年の69.8%から、2020年には59.1%に激減している。 社会の中心的働き手が一千三百万人減った。 「一億総活躍社会」で女性労働力、老齢者労働者まで動員したが、生きのいい労働力が減ったのだから、生産性は一向に上がらなかった。 なぜ現実を認めないのだろう。 この国が廃っていることをはっきり見ればいい。 そこからしか政策も、理念も語れやしない。 安倍政権が、菅に代わっても、嘘を付きつづけていくのだから、この国が変わるはずもない。
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2020-09-01 Tue 09:18
菅氏の人物像、人となりがダラダラと流されている。
彼はかって一度でも自らが目指す理想を語ったことがあるか。 彼の国家観、理念こそ正すべきマスメディアはただの芸能週刊誌に堕している。 100万人を超える自民党員には一票の行使も与えられないのか。 何も変わらない。 一度も理想を語ったことのない政治家が日本国のリーダーに選出されるらしい。 この超安定に浸かっていると、世界は静止して見える。 この国は一ミリも進化できない。
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2020-08-31 Mon 10:38
「アナクロ」とか「アナクロニズム」と言っても通じないだろう。 anachronismとは時代錯誤のことである。 語源はana(反対)とkhronos(時間)に由来すると言われている。 YouTubeを見てほしい。 「政府が風営法に基づく警察の立ち入り調査」を是とする菅自民党総裁候補の発想(思考)は、戦前の特高警察に等しい。 つまりはアナクロである。 戦前特高警察と変わらない国家観、時代錯誤。 政界仕掛け人二階幹事長の策動で、お手盛りの「党大会に代わる両院議員総会」によって事実上の日本国リーダーに選出されるとしたら、国家国民の悲劇だ。
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2020-08-24 Mon 21:44
大言壮語に酔いしれていたいなら、第二次安倍政権8年間の決算書(総括)は要らない。
安倍退陣が迫っているから、国民自らが総括する必要がある。 安倍政権だけを槍玉にあげても何も生まない。 この日本国の莫大な「債務超過」は国民一人一人が背負っていくしかない。 1.「戦後外交の総決算」 拉致問題は横田早紀江さんの悲痛な叫び「何年たってもめぐみを必ず取り戻すため頑張っていきたい」を残し霧消するか。 北方領土は、戦争(血)であがなった領土を手放さない、ロシア・ナショナリズムの前に風前の灯である。 2.アベノミクス[三本の矢] 国の借金残高がいよいよ1100兆円を超す。 異次元緩和以下一連の中央銀行政策によって、日本銀行は上場企業における筆頭株主資本主義の地位を日々固めている。 しかし富裕層からは一滴もトリクルダウンの蜜は流れなかった。 3.「地方創生」「一億総活躍」「全世代型社会保障」 「三本の矢」に始まるスローガン(大言壮語)はどこへ消えてしまったか、もう誰にも見えない。 地方創生をうたったふるさと納税は、GoToキャンペーンと同様に高額納税者(富裕層)に最大の恩恵をもたらし、もたらそうとしている。 世界危機の中、いまだにオリンピック開催の旗を下ろせないのは、「決められない政治」批判で誕生した安倍政権の皮肉だろうか。 新型コロナ感染症は政治と行政の無能力をあからさまにした。 しかしこれが日本国の実力だ。 日本国の総括[バランスシート]から、この国を立て直すしかない。 パンデミックは安倍政権の崩壊とともに、カオスの時代を呼び込む。 |
2020-08-18 Tue 19:05
二度目になる政権ぶん投げがあっても驚かない。
記者会見もできない、国会を招集しても論戦できる体力もない。 首相官邸の“ぶら下がり”を歩く姿は病人だ。 宰相の心身が消耗し、崩壊の姿がさらされているからか、さっさとやめてと突き放す気分にはならない。 宰相同様に日本国もすっかり衰退したこともあからさまになった。 コロナで政府の事務処理は一瞬にして麻痺状態に陥った。 システムがグチャグチャであることも国民に知れ渡った。 彼の揚げ足を取ってももはや無意味だ。 この国が衰退過程をたどり、それを認めることが今一番必要なことだ。 イノベーション、生産性、成長戦略・・・大言壮語はやめにしよう。 正面から衰退を直視しよう。 この国の衰退はコロナ危機で一層早まった。 早まっただけで、衰退が変わるわけではない。
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2020-08-17 Mon 21:50
このブログでPCR検査の問題や課題を取り上げるのは今回で30回目になる。
第一回は2月13日、「COVID-19検査の普及を妨害する厚生労働省」で取り上げた。 以来こうした事態を変えることもできなかったし、何も変わっていない。 1月31日には、スイスの製薬会社ロシュ・ホールディングが商業用検査ツールを開発し、投入したニュースは外伝では流れていた。 その後PCR検査件数ランキング「世界159位」という報道もあった。 半年余りブログで戦って、ああ、この国はPCR検査すら実装できない脆弱な国家なんだと気がついた。 詰んでいる、終わっている国なんだと実感するようになった。 保健所はこの間バタバタしっぱなしだった。 人も足らず、能力も足らず、頼りにならず、結局何一つまとまったことができていない、できないでいる。 日本国がピークの頃の1994年保健所は847箇所あったが、378箇所削減され469になっていた。 そんな事態になっているとは、国民は気づきもしなかった。 昨年9月厚生労働省は全国1652の公立・公的病院の内、人口100万人以上の区域に位置する病院を除いた1456病院の「再編統合」を決定し、検討すべき病院として424の病院実名を公表した。 大学病院も公立病院もクリニックもコロナ感染の初めから、病院崩壊を訴えた。 国家予算の中で一番の金食い虫である医療費は抑制されなければならなかったし、抑制された。 どこの病院もギリギリの経営が常態で、新しい感染病に対応する余力など残ってはいなかった。 いつでも逼迫する。 日本国政府の借金は約1100兆円で、想像も及ばない。 だからか、国家の借金問題を、PCR検査や保健所や公的病院削減とは切り離して考え、想像力の片隅にも入ってこなかった。 今年度予算は当初予算102兆円、コロナ補正予算で増大し、すでに約160兆円を超えようとしている。 つまりは金がない、貧乏国になっている事を国民も筆者もなんとなく見過ごし、見落として来た。 PCR検査は焦眉の問題であるが、その実この国の実態を正確に分析するための礎となるかもしれない。 言い換えればPCR検査の実態から、この国の衰退を正確に知ることができるのである。 |
2020-08-06 Thu 17:03
インターネット時代の到来した今世紀、急速に家電メーカーが没落し、日本の衰退が顕著になった。
東芝、NEC、シャープ、ソニー、パナソニック、日立製作所、三菱電機、富士通・・・ と見る影もない。 そして残る中核産業である自動車メーカーも没落の兆しを濃くしている。 2019年、世界の自動車販売台数は約9100万台であった。 これが本年15〜20%減少すると推計されている。 焦点は今後、米国電気自動車(EV)専業メーカーのテラスなどの動向に移っていくだろう。 サプライチェーンがコロナ禍で寸断された。 米中対立が激化し、供給先の再編成を迫られている。 EVはガソリン車の部品点数の3分の2から半数とされ、後者に対する優位性は明らかだ。 地球温暖化対策の深化、その上に、モビィリティー(移動性)に対する価値転換がコロナに伴って、激変しそうだ。 そしてEVや自動運転への転換は加速化するだろう。 日本はその変化に対応できなければ、家電を失ったように、自動車産業を失うことになる。
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2020-08-05 Wed 09:42
換気と、通風は違う。
現代の住宅やビルディングは換気しなければ、自動的には空気の流れは生じない。 基本的に機械換気である。 屋久島は雨の島だ。 里では2日に1回、山では3日に2回雨が降るといわれる。 年降水量が年平均4,400 mmを超える。 民家はさぞかしジメジメして、カビ臭いと考え考えがちだ。 古来から民家は表の窓から裏の窓へ風(空気)が流れる構造になっている。 湿気の強い気候にあって、カビ一つ生えない。 換気は通風の持っている全機能の一部を担うことでしかない。 鉄筋コンクリート造のマンションに暮らしてみれば分かる。 換気をしなければ、あるいは換気しているのに、結露とカビが部屋の一角に発生する。 通風を止めてしまった現代住宅は、部分にしか行き渡らない換気によって、コロナから防御できるだろうか。 都市型の閉じた住宅、閉じたビルはコロナ禍を防ぐことができるのだろうか。 ソーシャルディスタンスの概念は、日本人が手にしていた通風の仕組みを見過ごしている。 |
2020-08-04 Tue 10:26
たかだか半年で世界が激変した。
その中にあって、文化とよばれる社会システムは生き残り、さらに強化され、機能しつづけている。 外から帰れば下履きを脱ぎ、手洗いをする。 沐浴する。 疫病が流行りだせば外出するときにはマスクをつける。 これは縄文や弥生時代から様々な疫病や近年ではスペイン風邪によって定着した社会システムだ。 コロナ禍、ウイズコロナ、アフターコロナ と進む中で、何が付け加えられるのか。 言い換えれば文化として生き残った社会機能である。 social distance(ソーシャルディスタンス)、三密・・・。 新しい生活様式は、我々が築いた文化に加算される何かだろう。 それはまだ分かっていない。 コロナ禍の中で繰り返される「社会実験」によって、淘汰され、定着していくものだ。 建築を職業としてきた筆者は、家や建物の中を流れる「風」、通風がポイントだと考えている。 マンションやビル建築はそれを失った。 都市文明が失われてはならない。 通風が確保された建築空間は多分コロナから解放されていくだろう。 「建築が文化だって?」 そう、建築は文化だった。 マンションも、鉄筋も、プレハブも、空調も建築文化を破壊してしまった。 元には戻らない。 しかし通風は健康住宅の、コロナと対抗する主要な建築装置である。 風の抜けない建築物はコロナから免れることはできないからだ。
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