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黒蝶
2019-08-18 Sun 13:23
黒い蝶

 お盆を過ぎた朝、五、六センチほどの黒蝶が窓の外で舞っていた。
 一昨年、昨年と同時期に大きな黒蝶を目撃していたから、今年もやってきたかと思う。
 
 成虫となってから、蝶の寿命は、一週間ほどだという。
 飛び立ってしまう前に、窓越しにシャッターを切る。
 小一時間ほど滞在したのだろうか、いつの間にか蝶は飛び立っていた。
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老人室の真実、二世帯住宅再生顛末記5
2019-08-17 Sat 09:31
老人室全景

 それは日々打ち寄せる危機である。
 老いの彼方から繰り返し襲来する波のように。
 
 老人は波と戦っている。
 日々迫り来る危機と戦っている。
 
 危機とは、
 人生に意味が見出されなくなること、
 目標というものを打ち立てられなくなること、
 である。
 
 元々は両親の寝室だった。
 広さは、3,640mm×4,550mm、10畳スペースである。
 ダブルベットが置かれた文字通りの寝室であった。
 
 与えられたスペースでどう生きるか。
 どう使うか。
 往年の建築設計者としては大いに楽しめる課題だ。
 
 ものを使う手前に、ものを探す時間が立ちふさがっている。
 モノはグループ分けした。
 ファイルを入れておくフォルダを念頭に、手持ちの収納を徹底利用することにした。

 コンセプトはcompactである。 
 老後生活スペースとして狭くも、広すぎもしない。
 すべてが利用可能なスペースにきちんと収まるように配置され、しかも充実していること。
 
 それで老人の無聊が解消されるはずはないのだが、ご婦人が使うコンパクトのように、空間の作り込みを楽しんでいる。
 少しずつ、部屋が変わっていくのは面白い。

老人室平面図
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束の間の避暑
2019-08-15 Thu 08:25
束の間の避暑

 朝方蝉が鳴いていました。
 西日本に10号が居座っていて、裏手に回った東日本は曇天で、どんよりとした雲が太陽を遮蔽しています。
 
 クーラーを切ります
 久々に窓を開け放ちました。
 風が涼しい。
 
 台風が動きだすまでの束の間、避暑地に来たような気分を味わいました。
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盆入り
2019-08-13 Tue 14:59
盆入りの日の陰膳

 今日は迎え火(盆入り) 、菩提寺ご住職に来ていただきました。
 若住職は修行で体を鍛えているらしく、袈裟の下から弾むような筋肉感が伝わってきます。
 つぶれた喉から発せられる読経もなかなかのものです。

 仏間の八丈は床の間と仏壇をそのままに、廊下まで畳を拡張し、その部分にダイニングテーブルを置いています。
 年に数回の不祝儀以外には使わない部屋でしたので、法事にそぐわないのではないか、心配がありました。
 
 ご住職の読経にはなんら違和感、支障なく、むしろ落ち着いた雰囲気でした。
  
 居間として使うようになり、かえって毎朝お線香をあげるようになりました。

 隣接するキッチンのドア、仏間前の廊下を区切っていた障子も取り払いました。
 十畳スペースが三つ連なった構成でしたが、廊下を含めてワンルームとして使えるので、ずいぶん開放的になりました。
 空調も全スペースにいきわたるので、寒暖の差のない空間になっています。

 スペースが二分の一になったので、掃除はスティック掃除機一台で、ずいぶん楽です。 
 
 年に数回のことのために部屋を保つのはずいぶんもったいないことです。
 年に数回のことですから、自分の仕方で厳粛を求めたいと思います。
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森友事件佐川ら不起訴は特捜検察の死亡届
2019-08-10 Sat 14:34
 起訴の権限は検察官が独占している。
 彼、が決めるのである。
 
 彼とは誰か。
 彼とは、一検察官Hのことだ。
 
 佐川宣寿元国税庁長官ら10人を不起訴とした。

 誰が、不起訴と決めたのか。
 最終決定者である、彼である。
 
 我々国民は見ることも知ることもない、彼である。
 
 自殺した財務省近畿財務局職員を「犬死」にさせたのは彼である。
 死の抗議に込められた尊厳を踏みにじったのは、彼である。
 
 彼とは誰か。
 彼とは生き恥を晒して死んで行く者である。
 
 検察官は権力の部品ではない、どこまでいっても個人として決断するのである。
 
 しかして検察官としての職業を辱め、貶めたのは彼である。
 この国の権力を腐らせ、根っこから壊死させたのが彼である。

 彼は自らの良心に基づいた決断によって、上級国民を死守した。
 戦前がそうであったように、上級国民は生き残り、この国は焦土と化す。
 
 特捜検察よ、上級国民を守れ。
 
 お前たちは善良なる国民には必要ない。
 H検察官が善良なる国民の前にあからさまにしたのは、特捜検察死亡届である。
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小泉進次郎の恋
2019-08-09 Fri 13:24
 発表されるまで秘匿されたのだから、これは将来の総理候補と目される政治家の恋愛であり、結婚だという捉え方はしたくない。

 連れ立っては外出できない二人であったから、性愛の部分で深く結びついていった。
 率直にそう感じる。
 下世話に言えば体が合った、なじんだということになるだろうが、四十前後の男女なら何の不思議もない。
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安倍政権は中国人元徴用工には個人請求権を認めている
2019-08-08 Thu 09:58
 徴用工訴訟問題をめぐって、「日韓」請求権と「日中」請求権とは異なった経過をたどっています。

 6日、安倍首相は韓国文大統領と対話する意思を問われ、「韓国には日韓請求権協定をはじめ、国と国との関係の根本に関わる約束をまずはきちんと守ってほしい」と述べています。
 しかし、2012年12月政権復帰以降、6年7ヶ月の長期政権の元で、徴用工訴訟問題をめぐって、中国と韓国に対する対応は大きく違っています。
  
 1972年、中国と日本は国交正常化において日中共同声明を発表し、中国は「日中両国民の友好のために、日本に対する戦争賠償の請求を放棄する」と宣言しています。
 こうした「国と国との関係の根本に関わる約束」の元、2016年6月1日、中国人元徴用工による損害賠償請求訴訟において、三菱マテリアルは謝罪と一人当たり10万元(約170万円)の支払いを行う内容で、北京市で原告と和解を行っています。
 総額で約64億円、第二次世界大戦後最大規模の和解でした。
 
 全く同じ徴用工訴訟に関わる個人請求権に関して、中国と韓国に対する対応は正反対です。
 
 何故でしょう。
 
 安倍首相はダブルスタンダード、二枚舌のそしりを受けないためにも、説明すべきです。
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凋落へと突き進む日本国を真正面から見据えて
2019-08-07 Wed 09:59
 日本が長い停滞をへて、ジリジリと衰退しているのを感じています。
 GDP指標をしっかり確認しましょう。
 アジア諸国と比較してみましょう。
 
 誰にも明らかなはずでしょう?
 
 祖父や、曽祖父の時代の戦争犯罪で「刺してくる」韓国をうっとうしく感じます。
 けれど気持ちの底ではうるさい、じゃまくさいとまだまだ余裕があります。
 上から目線すら感じます。
 
 けれど、自分の国が衰退しているのを認めるのはどうも苦手のようです。
 超大国に変貌しつつある中国を正面から見ようとしないのも、そうした僕たちの弱点を反映しています。
 
 21世紀を根底から変えたのはインターネットと中華人民共和国(以下「中国」という)です。

 1991年12月25日ソビエト社会主義共和連邦が崩壊した時、いずれ中国も崩壊するものだと考えていました。
 「今にも」「或る日突然と」崩壊するだろうと夢想していたのです。
 トランプは米中貿易戦争を仕掛け中国の押さえ込みにかかっていますが、早晩GDPにおいても中国はアメリカを追い抜くでしょう。

 問題は無関心を装うことです。
 気にかけながら、もっとも脅威となる存在をまっすぐ見ようとしない姿勢です。 
 日本人の中国に対する無関心と、日本国の真の姿に対する見て見ぬ振りは、実は一体なんだと思います。
 
 日本国にとって最重要国は中国です。
 うっとうしい隣国との小競り合いに明け暮れ、目を思いっきりそらしているのです。

 進歩とか、成長とかで括っていた実態は様変わりしています。
 日本国は三十年近く足踏みをつづけています。
 いままさに衰退への落下カーブを下っています。

 衰退しても劣化は避けられると考えています。

 そのためにはまずは現状を認めなければ始まらないのです。
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我ら老人よ、押し込まれてはならない
2019-08-01 Thu 15:50
 セネカの『人生の短さについて』をはじめて読んだのはまだ十代の頃でした。
 キケロ『老境について』も同じ頃だと思います。
 ペンネームの小次郎は親友の名前から拝借したものですが、彼はそうした本をよみあさっているのを、気取りとみていたようで露骨に不評をもらしたのを覚えています。
 
 背伸びしていた?

 僕の中でそれは一つの物差しになって、機能していたと思います。
 
 キケロとセネカいずれも岩波文庫です。
 前者は吉田正通訳と中務哲郎訳、後者は茂木元蔵訳と大西英文訳、ともに読んでいます。

 気がつけばキケロ、セネカの生年をこえています。  
 繰り返し読み返していますが、機能しているようには感じなくなったのです。
 もう少し正確に表現していくと、私を次第に鼓舞しなくなったということができそうです。

 老年というものも一様でなく、青春がそうであったように当たり前のように様々です。 
 見かけも若く見える同輩や元気な老人と、そうでない老人。
 収入や資産や、子供たちや孫たちの存在などなど実質の不平等はもっと著しいものがあります。

 何より肉体の欠落が始まっています。

 七十を超えてきて、楽しみだったはずの読書一つ取っても、一つのメガネでは読み通すことが難しくなっています。
 遠近両用二個と、裸眼を交互に変えて視野や見え具合を調整するのです。
 LEDの部屋灯にLEDスタンドをつけ、万全の態勢もとります。

 最も好きなことが苦痛を伴ってくるのは脅威です。

 老年の緊迫する脅威に手こずる。
 いやむしろ立ち向かっていかないと押し込まれてしまう。
 億劫になりかねないのです。
 
 キケロとセネカ、彼らはその前に亡くなったのでしょう。
 我々古希老人は押し込まれてはいけない。
 身動きできなくなったら、おしまいです。
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年間135万人が交通事故死、これは確率的自動死刑メカニズム
2019-07-31 Wed 09:33
 世界保健機関(WHO)は昨年末、2016年に世界で年間135万人が交通事故で命を落としているとする報告書を発表した。
 世界保健機関(WHO)が2015年に公表したデータでは、2013年の世界の交通事故による死者は約125万人で、2010年の124万人からほぼ横ばいであったが、再び増加の傾向にある。
 自動車の社会、大衆への普及にともない、毎年世界で百万人以上の人命が交通事故で失われている。
 
 図表「戦争による犠牲者数」と比較してみよう。

 交通事故死とは、モータリゼーション文明に埋め込まれた「確率的自動死刑メカニズム」の事である。

戦争による犠牲者数
出典=戦争による国別犠牲者数
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